表紙の副タイトルは
「80歳現役医師が教える!」の言葉。著者の経歴は、
2002年~2013年?東京都老人医療センター病院長、
老人医療総合研究所所長、東京都リハビリテーション病院院長を歴任。
高齢者の体操グループに指導に行くときは、
参加者に「やる気を起こすための、恐い話や美味しい話」が必要で、
こういった本(高齢の専門家が解説している)が役に立ちます。
p.92 使わない筋肉はたちまち脂肪に!
内臓でも筋肉でも、使わないでいると、どんどん衰えていきます。
(中略)筋肉を使わずにいると新しい筋肉細胞をつくることなく、
もともとあった筋肉細胞まで、脂肪を蓄える細胞に変えてしまう!
あ~、恐ろしい!筋肉が痩せ細るだけでなく、セルライトが増えるって!
この事実を知るだけで、運動しなきゃ!って思いますよね。
著者のお薦めはp.96~
①かかどドシン落とし(ふくらはぎと骨に効く)
②スローな足の後ろ上げ(腰を鍛える)
③スロースクワット(太股を鍛える)
④足指じゃんけん&タオル(足裏を鍛える)
⑤ドローイン呼吸法
もう言い尽くされてきた、御馴染みの運動ばかりですが、
簡単なイラストで、やる気が起きます。
②の「足の後ろ上げ」はバレエのアラベスクに通じる難しい技ですが、
このように簡単にすることもできます。