毎朝行くラジオ体操、多摩川台公園水性植物園に咲く
クサレダマ。(スマホで写真を撮ってからGoogle lenseを
立ち上げると、すぐに名前の候補が出てきます。)
あ~、昔夫婦で行った山の湿原で見たなぁ~、
尾瀬じゃなかったな~、どこだっけ?と思いつつ、
「しかし、酷いネーミングよね」と改めてげんなり。
ところが、帰宅してググってみると、あら吃驚!
この花は、
“腐れ玉”ではなく“草レダマ[連玉]”のこと。
“レダマ[連玉]”と云う植物は“エニシダ”に似た
地中海沿岸地方やカナリー諸島原産のマメ科落葉低木で、
江戸時代の宝永年間(1704~1711年)にスペインから
中国経由で渡来し、スペイン語で“Retama”から“レダマ[連玉]”と
呼ばれ、当時はかなり有名な花木だったようです。
この“連玉”を知っていた命名者は、自生している黄色い花をみて、
“連玉”に似ていると思い、花形、草姿が全然違うにも関らず
“連玉”を借用して、木本に対し草本なので“草”を付けた命名を
したようです。
漢名は黄連花と云いますが、私は命名者が、この名前の影響を
受けたのではないかとも思うのですが。
私が常々思っていること。
日本の花の名前も鳥の名前もそうなのですが、科学的な一貫性がない
ことがとても悲しく腹立たしいです。
その上、漢字と言う表意文字があるのに全てカタカナ表記で
「なんのことやら??」ということが多いのも、さらに悲しいです。
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