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またまた日々のルーティンが増えそうな示唆に富んだ本。
著者は眼科専門医で、著書は多数。
私がこれまでに読んだ<白内障手術推進派>ではなく<慎重派>。
手術など考える前に、「眼を大切にする」ことを推奨しています。
眼の仕組みに関して、解剖学的な解説はもちろん、
自分を魅力的に見せるためのテクニック、そして、
美容に関するアドバイスも満載です。
まずは、知っているようで、知らなかった「目の真実」
p.13 実は黒目はふたつある
一般に言われている「黒目」とは、おそらく
茶目を含んだ全体の黒目(角膜)。
そのさらに中の真に近いところ(瞳孔)も黒目。
カラーコンタクトレンズで大きく見せるのは角膜で、
真の黒目(瞳孔)は大きくなりません。
年をとると黒目が小さくなってきます。
p.14 「老人環」といって、黒目の端が白くなってきてしまう。
そうならないためには、目にうるおいを出して、
血のめぐりをよくすることが必要です。
栄養分は「抗酸化物質」をとることで
黒目をきれいにできます。
また、コンタクトレンズを長い時間、着用し続けると
黒目に血管がはい出てきて全体の黒目が小さくなってしまう
p.15 黒目の中の黒目は相手に興味をもっている場合や
興奮している状態で大きくなります。恋をするのもひとつの方法。
遠くを見るときより近くを見るときの方が
黒目は小さくなります。ずっと大きくしておく、
ずっと小さくしておく、といった極端なことをすると
反応が悪くなってしまいます。
ですから、たまに遠くと近くを見るようにしてあげると
この黒目の中の黒目をストレッチすることができるので、
反応がよくなります。
私は相当昔、別の目医者さんの本でこの「遠近繰り返し法」を読み、
体操教室でも時々お伝えしてきています。
そのときの本にあった方法は、
①人差し指を目から20㎝くらいの近さに立てて第一関節の皺を凝視する
②次に立てた指の向こう側3m以上先を眺める
③ ①と②を繰り返す。
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