今日は穏やかの晴天であったが、あれは何であったろうかと思うほど、昨日は強い風が吹いた。しかし、尾根から少し下がった東側にあるカッコソウの移植地(椚田峠付近)では、花が大きく揺れるほどの強い風はなかった。そして、数多くの人々がこの移植地を訪れた。 5月10日11-16時
木漏れ日の当たる位置は弱い風でゆっくりと移動した。そして、スポットライトのように花を照らし出した。
スポットライトの明るさが50-70%位になるときを待って、私はシャッターボタンを押した。白飛びをできる限り避けるために。
花期の長いはずであった花は、先週の異常な暑さで咲き急がされたようである。
寸景「移植地での木漏れ日」
スポットライトは、淡色系(薄いピンク色)の花が開いていることを、私達に知らせてくれた。
このような淡色系は数株ほどであった。スポットライトの効果に感謝しよう。
この花は咲き始めの頃に撮りたかった! 花は雌しべが出てる長花柱型である。
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ところで、登山道沿い(コツナギ橋口)では、ヤマブキソウの花が午前と午後の木漏れ日を受けていた。その色の美しさに心を動かされ、私はシャッターボタンを押した。
逆光条件にて。花弁に蕊の影が映る。花弁の質感を暗示するかのように。
花(華)があるとは、もしかすると、このようなことであろうか。
斜めの日差しを浴びているときに(午後)。
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コツナギ橋口登山道沿いでもヒイラギソウ(柊草、シソ科)の花が開き始めた。花の色は単なる青紫色との表現では復元できそうもない。そして、色はそのときの光の当たり方によって大きく変化する。画像は日陰に入っているときのものである。
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移植地では、ボランティアとして、多くの人々と出会うことができた。また、登山道の補修をされていたボランティアの方にもお会いした(感謝)。
登山コースの詳細や所要時間、本日のカッコソウの様子などについては、つぎのブログの記事をご覧願いたい。
鳴神山通信(http://tubami55.blog.fc2.com)
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撮影・現像条件:EOS 6D、EF 100 mm F 2.8L IS USM、EF 50 mm F1.8 II、RAW。