こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

萌葱色の景色を眺めながらの散策、2017年

2017-05-09 | 雑感

明日から皐月も中旬、周囲の山並みが初夏の色付きを帯びはじめた。しかし、緑が濃くなるにつれて、山肌の色が全体として単調になってきた。山で囲まれた市街地に住む者として、自分は周囲の色付きが枯木色から萌葱色へと変化する過程の美しさをついつい懐かしんでしまう。とくに、今日のようにどんよりとした空模様のときにはである。

近所の散策路からは鳴神山の東側が見える(矢印、右、980 m)。この山の固有種であるカッコソウの移植地は杉林の中にある。左の矢印は桐生城跡がある柄杓山(城山)である。この山では、サクラが散るとヤマツツジが目立つようになる。


別の地点で眺めた柄杓山(城山)。上空を流れる雲は、移り行く季節の彩りに相応しいかもしれない。

 

 柄杓山の手前での色付きから。

 


市街地を流れる桐生川の上流にて。

ダム湖に架かる橋は「NPO法人ITステーション「市民と建設」関東の橋百選」に選ばれている。 

 橋の上にて。

 

 上流側では、標高1100 m程度の山並みが背景である(残馬山、根本山など)。

 

ところで、近くの低山では何種類かの「山の花」が咲く。ヤマルリソウやイカリソウなどは道端の花である。

 

そして、ヤマザクラが終わる頃に、ウワミズザクラ(バラ科ウワミズザクラ属の高木、樹高 10-15 m 程度)がブラシのように見える花を開く

 

4月下旬から5月上旬、群馬県桐生市にて。