十年一昔と言われるが、約10年前に花屋の片隅に置かれていた一株の苗が数十株までに殖えて、花が咲き乱れるほどまで多く開くようになった。とくに、今年は花の群れが遠目にも目立つ。
純白で透明感に満ちた花びらが日差しで輝く。
この変わりものは2011年秋に出現した。シュウメイギクの花びらは萼であるとされているが、このものでは雄しべが花びらに変化している。
ところで、花の群れではときどき蝶が吸蜜している。このような場面は蜜腺の在り処を知る上で面白いかもしれない。10月上旬になってもツマグロヒョウモン(♀)が現れる。このチョウはかつて関東地方では見られなかったとのことあるが、いまでは群馬にも定着している。
10月上旬の朝にて。EOS 6D、EF 100 mm F2.8L (Macro)、ピクチュアスタイルはスタンダードに設定。