桐生川の上流では、いつもより勢いを増した流れが大きな音を立てている。その有様はまさに奔流そのものである。台風21号と22号が接近したときの大雨で山側から流されてきた枯れ葉が道路に散らばっている。このようなとき、わたくしは落ち葉を踏みしめながら激しくも清らかな流れにレンズを向けてみたくなる。
ここでのモミジでは、色付きがこれからだ。
対岸の山からの木漏れ日で浮き出るミツマタの小さな群生地。
流れを望遠で切り取る(シャッタースピード、1/900-1/4000 秒)。
流れは岩で砕ける。
川岸ではモミジの色付きが始まったばかりである(低速なシャッタースピードにて)。
再び高速なシャッタースピードで。
川が狭い岩の間を流れるスポット(危険な箇所)で。
身の安全を確保してから、奔流にレンズを向ける。
11月3日午前、桐生市梅田地区(桐生川ダムの上流部)にて、EOS 6D、EF 70-200 mm F4L。