こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

赤城自然園での夏の花(2)、タムラソウ、シキンカラマツ(残花)など、2018年8月

2018-09-01 | 赤城自然園

タムラソウ(田村草、キク科タムラソウ属の多年草)。花名は面白いが、その由来ははっきりとしていない。

 

アザミ類とは異なって葉にとげ(刺)がないために、このものは見る者に穏やかな印象を与える。なお、ここでは保護色を帯びた昆虫が写っている。

 

シジミチョウが吸蜜している。蜜腺はどこにあるのだろうか。

 

とびだしている雄しべ(濃い色)が花にアクセントを与えている。

 

タムラソウの花は小さな花の集まりである。細長い花びら(5枚)、雄しべ、雌しべ(雄しべの中心)。

 

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自然園では、シキンカラマツ(紫錦唐松、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)が花を開いていた。このものの分布域は限られていると言われている(長野、群馬、福島など)。残花の状態になっていたが、独特の美しさは残っていた。レンズを向けながら、花びらに見える萼の色合いと質感に魅せられてしまった。

 

蕾の色と質感も印象的である。

 

淡い桃紫色の萼花びらと黄色の葯との対比が美しく、風に揺れて咲く姿には風情がある(NHK出版、みんなの趣味の園芸)。

 

この時季にしか見られないシキンカラマツの姿。これから最高調に達しようとしている花とドライフラワー化したものが混在している。

 

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他の花々など。

マツムシソウ。

 

ツリガネニンジン

 

オミナエシ

 

 

吸蜜しているハチでのだんご状の花粉「花粉荷」。

 

見かけたチョウから、サカハチチョウ。

 

キンミズヒキ

 

林内の暗い場所で一際目立つヤマシャクヤクの実。不稔(未受粉)のものである。受粉したものは黒色の実になる。

 

 

撮影、8月2日。EF 100 mm F2.8。