長い梅雨が終わり、急速に猛暑が到来したためであろうか。自分達が住んでいる街では、周囲の山並みがかなり霞んで見える天候が続いている。さて、先日は、近くの尾根から昇った月が、梅雨明け後とは思えないほど赤味を帯びていた。月からの青系の光線が、霞で散乱されたためである。
8月3日
午後8時頃、近くの尾根から月が昇りはじめた(高感度条件で撮影)。月齢13.4。
F4.0、ISO感度 6400、1/15秒、望遠 200 mm、トリミング
余談ながら、当方の肉眼(1.2) において、雲の明るさはその存在が僅かに判別できる程度であった。
午後8時頃(少し感度を下げて撮影)
F6.3、ISO感度 3200、1/80秒、望遠 200 mm、トリミング
午後8時30分頃での月影、梅雨明け後に、これほどまでに赤い月が現れるとは!
F9.0、ISO感度 2000、1/100秒、望遠 200 mm、トリミング
午後9時頃
F9.0、ISO感度 400、1/160秒、望遠 200 mm、トリミング
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8月4日
午後8時40分頃 (前夜ほどではなかったが、再び赤い月が昇った。月齢14.4)
F9.0、ISO感度 1600、1/125秒、望遠 200 mm、トリミング
午後9時頃
F9.0、ISO感度 2000、1/125秒、望遠 200 mm、トリミング
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厳密には、群馬において、満月は4日午前1時であった(国立天文台ホームページ)。
霞がない気象状態では、月齢13-15の月面を、F9.0 ISO感度200 1/250秒程度の露出条件で撮っている。