火の国

2005-06-10 14:40:13 | くるま
  
  最初に阿蘇を訪れたのは、小学校5年の夏休みだった。
  そのころ、四国の実家だったから、家族旅行だった。
  阿蘇へは、やまなみハイウェイを観光バスで走った。  
  九州電力の植林された杉が印象に残っている。
  阿蘇山へは、ロープウェイで登り、そこからバスで火口に行くのだが、
  あたりは草木が生えてなく、赤褐色の石がごろごろしていて、
  まるで、火星のようだった。 (と言っても行ったこともないが・・・)
  そのバスがまた丸い窓のごつい格好をしていて、まるで、
  火星探検車のようだから、小5の車好きにはたまらんかった。  
  現在は、火口のすぐ近くまで行ける道路ができているので、
  このバスは運行されていないようだ。
    
      火口(写真は借り物)
  活火山というから、てっきりマグマがぐつぐつなっているのかと思っていた。
  これは、TVの「マグマ大使」の影響が大きかったのか・・・
  しかし、初めて覗く火口は、スケールがでかくて驚いた。
  うえの写真では大きさがわからないかもしれないが、
  深さは、かなりありビビルに充分だった。
  火口周辺にはコンクリートでできた、非難施設がある。
  これが、コンバットで出てくるドイツのトーチカのようで、
  思わず、手榴弾をおみまいしたくなる。完全にTVの見すぎ・・・
  
  このあと、レストランでカレーを食べたことを覚えている。
  何故かと言うと・・・
  カレーと言えば、給食で食べるくらいで、外で食べたのは初めてで、
  その辛さは、「印度人もびっくり」・・・これもTVの影響大だ。
  そのうえ、カレーの上に生卵がのっていたのである。
  驚いたわ!  生卵は、タマゴかけご飯は食べるが、ちょっと苦手だった。
  おっかなびっくり食べた。
  そのあとで、草千里で馬の前で写真を撮った。
  
  あれから、何度か阿蘇を訪れたが、1人で走り回ったのは初めてだ。
  きっと、ビートというのもあっただろう。
  気ままに行き先を決めて、好きな所で停めて写真を撮った。
  
  走りながら、ネットで知り合いになった方々のことを考えた。
  阿蘇を自分だけ走るのは悪いな~・・・いつか案内したいものだ。  
  それまでに、温泉も多いから研究しておかないといけないな~。
  
  ガソリン2000円分、1日10時間の阿蘇ドライブだった。