昨日、銀座に出かけたついでに、ラジオで紹介された一冊を購入した。
『百句燦々』 本 邦雄 講談社文芸文庫 1300円(税別)
本書は、『本邦雄全集』第十五巻・評論Ⅷ(2001年 ゆまに書房刊)を底本として、著者の生前の強い意向を尊重して正字正仮名遣いによる底本のままにしたとの由。
「ウムー、“正字正仮名遣い”には参った!」
辞書を片手に、ようやく字面を追える自分が情けない。
(各句の感得には程遠し…)
次の各章に、二十句ずつ計百句を本邦雄が選んだ構成。
第1章 森森 (しんしん)…樹木がしげっているさま。
第2章 瀟瀟 (しょうしょう)…ものさびしいさま
第3章 炯炯 (けいけい)…鋭く光り輝くさま。
第4章 焱焱 (えんえん)…火がさかんに燃えあがるさま。
第5章 (びょうびょう)…水面の果てしなく広いさま。
(青字は、広辞苑を参照しました。)