私がカウンセリングに出会ったのは、もう、40年前になる。
有難いことに、大学の2年生の頃、日本で初めてロージャズのカウンセリングの著作を翻訳した友田不二男先生の研究室に出入りするご縁をいただいた。
その後、師匠となる五十嵐正美先生に出会い、教育相談の手ほどきを受けた。
○○○区の教育相談室に勤務するようになり、遊戯療法のカンファレンスで、五十嵐先生に遊戯療法のセラピストの極意をお聞きしたことがある。
その時、先生は、「理想のセラピストはお地蔵さんになることです」と答えて下さった。
セラピストをお地蔵さんに喩えたのには、正直、びっくりしたものだ。
でも、その言葉は、ずっと40年後の今日まで生き続けている。
今日は、○○小学校へスクールカウンセラーとして出かけた。
一人の子どもの事例に関して、校長先生、担任、養護教諭、母親から話を聞いた。
それぞれが、それぞれの立場で熱心に子どものことを考えているのがよく分かる。
それぞれのお話を調整することなど、出来そうもない。
只、傾聴することに全力投球の一日であった。
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