第81回アカデミー賞で、日本の二作品が大健闘であった。
『おくりびと』外国語映画賞
『つみきのいえ』短編アニメーション映画賞
『おくりびと』は、
青木新門著『納棺夫日記』が下敷きになっているようだ。
先日のブログに書いたことだが、私は本書を、発刊すぐに読んで感動した。
作家の高史明先生の紹介であった。
『おくりびと』が封切りされたことは知っていたが、原作を読んでいるので映画をみりことはないと思っていた。
話は飛ぶが、40年前、祖父が亡くなったときのことを良く覚えている。
老衰で亡くなったのだが、昔は、納棺夫・納棺師はいなかった。
一族の長老が指示して、きちっと始末をしてくれたものだ。
今回の『おくりびと』に対して、米国の映画業界紙は
「死に対する畏敬の念を通して生をたたえる感動作」
とあるが、そんな大袈裟なことではないように思う。
日本の文化の中には、生にも死にも、自然(ジネン)に対応する智慧を一般の人ももっていたように思う。
それにしても、ふっと気になっていることがある。
青木新門さんの著作では「納棺夫」であるが、この頃の報道では「納棺師」となっている。
「夫」でも「師」でもどちらでも良いとは思うが・・・・その背景が気になるなー。
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