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法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師 浄土真宗へようこそ(No20)

2013年10月14日 23時21分43秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ No20」をお届けします。

浄土真宗にようこそ(020)

ブッダが成道されて、その覚りを確かめておられた間は七週間とされています。
最近では、その一週間ごとに移動された跡だという場所が特定されていますが…。
明らかに眉つばものと言うべきです。
ブッダが成道された時代の場所は、多少のずれがあるでしょうから。
その覚りは、やがてつぶさに語られて行きます。
それはおそらく四諦(縁起・八聖道)のダルマが、その基本だったようです。
一週間という日時について、どうも自力の問題が考えられます。
五比丘の場合も、最初の一人が覚りを開くまで一週間かかっています。
舎利弗は二週間・目連が一週間という記録もあります。
覚りが開けるまで、自力が邪魔をしているのです。
例えば、眠ろうと焦ると、かえって眼が冴えるようなものです。
それは眠ろうとする意識が起きているものですから、眠れないのです。
“覚ろう”などという意識が、かえって覚りに妨げになってしまうのです。
ブッダの威徳に満ちた説法に、身を投げ入れて聞くまで一週間はかかったのでしょう。
舎利弗などは、自分の甥が聞いている説法を脇で聞いていて覚ることができたのでした。 鎌倉時代に、いきなり法然が他力本願の仏道を語ったかのように、人々は驚きました。
けれども、仏教では創めから他力だったはずです。
実際にはブッダご自身でも、自分を超えたダルマによって成道されています。
大切な道理が、どこかで見落とされて来ているのではないでしょうか。

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