先日、区立図書館で、題名に引かれて借りたきた一冊です。
臨床仏教学のすすめ
大村英昭著
世界思想社
2003年9月20日 第一刷
著者の大村さんは、大阪大学名誉教授。浄土真宗本願寺派圓龍寺16世。
専攻は、臨床社会学、宗教社会学。
随分前に、東京大学の佐藤学先生が、「臨床教育学」を発信していた記憶しています。
また、しばらくして、大阪大学総長だった、鷲田清一さんが「臨床哲学」といっていたと思います。
で、本書に出会うまで、不勉強で、「臨床宗教学」ということも大村英昭のお名前も知りませんでした。
ぜひ、お勧めです。
遺骨新宗教、死後のイメージ、僧侶の実践力、生命倫理をめぐる諸問題、良寛、etc
現代の我々が直面している問題について考えられます。
ぼくとしては、
(くりのみ会)で、道元さん親鸞さんの著作の音読を大切にしていますし、
また、個人的には親鸞さんの和讃・大谷声明を勉強していますので、
エッセー「音声(おんじょう)の仏たち」からいろいろヒントをもらったところです。
そのへんの事情は、近々、【落穂拾い】に書きます。