昨日のブログで、
井上洋治神父が、毎日、「南無アッパ」と祈っていることを書きました。
実は、一昨日の《くりのみ会》で、
講師の菅原研洲先生から、
月刊誌『寺門興隆』2013年10月号でのインタビューについてのお話をしてもらいました。
毎月のくりのみ会《道元とカウンセリングコース》の講師・菅原先生は、
宮城県栗原市の曹洞宗城国寺副住職
曹洞宗総合研究センター専任研究員です。
菅原先生は『寺門興隆』で、「祈り」が成就するため方法を次のように語られています。
「仏教、とりわけ大乗仏教では祈りが成就するための最大の構造は『廻向』です。
廻向は先祖供養ではなく、自分自身が積んだ功徳を自分のために使わず、
神仏のために捧げるということです。
結局、われわれ自身が読経するということは、『功徳を積む』ためです。
それを自分のために使ってしまえば、自分だけの功徳に終わってします。
それを仏様や菩薩様、覚りそのものに対して巡らせることで、
(祈り)が増幅されます。
最後に私たちが叶えてほしい願いを言って、
それが叶えられるように祈る。
それ以降は仏様の思し召しになります」