午後、図書館に出かけて、しばらく時間を過ごしました。
AERA 14・3・10号で、次のように書いています。(一部・概略)
STAP細胞の論文の共著者の山梨大学・若山照彦教授が、
理化学研究所から山梨大学に移ってから追試に成功していない。
もうお一人の共著者のハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授は、
1990年代後半、背中に人間の耳を生えたネズミで世界を驚かせたが、
その後、研究の成果が発表されていない。
お二人の共著者の紹介をした後、福岡さんは次のように記している。
懸念を一掃するのは極めて簡単なことである。
誰れかが追試して、同じ結果が得られすれば良いのだ。
それには、詳細な実験条件が開示されることが重要だ。
先行するiPS細胞でも、発見当初は懐疑論で迎えられたにもかかわらず、
多くの研究者がすぐに細胞の作出に成功したことで
広く受け入れられるようになった。
再現性こそが科学技術の本質である。
福岡先生のご指摘の通りです。
小保方博士・理化学研究所からの(実験条件の開示)を期待したいですね。
世界の科学者の追試の成功を念じたいですが…
新聞・TVで、佐村河内守さんの記者会見の様子が報道されています。
結論を先に記しますと、このことはもう「どうでも良いナー」という気分です。
まちろん、佐村河内さんのやったことは許されることではありません・・・。
このことで考えたこと二点。
①ボクは、自身の最初の感性を持続できなかったということ。
それは、最初に友人から、盲目の作曲家の話を聴いたとき、
(胡散臭いナー)と思ったものでした。
それが、その後のNHK・TVの特別番組や本・CDの出版のことが耳に入り、
【くりのみ会】のお仲間にも紹介したものでした。
先日、【くりのみ会】で、間違ったインフォメーションしたことをお詫びしたところ、
ご参加のTさんが、「真聴さんは最初、雲散くさいと言っていましたよ」と。
そうです。ボクは、最初の印象を持続できずに、報道を真に受けてしまったのです。
情けない!。
②今回のことは、(現代の闇)のように感じています。
広い意味で各種のメディアが、8盲目の作曲家の物語)を増幅したと思うのです。
それが、ゴーストライターの出現で、マスメディアのお態度も一変。
先日の記者会見になりました。
佐村河内さんの謝罪は当然でありますが、
マスコミの在り方も大きいように思います。
話は変わりますが、ボクが嫌なマスコミ報道が二つあります。
一つ。選挙速報。
開票が始まるとすぐに当確が出されます。あの、出口調査というやつ?です。
選挙が終わって、選挙管理委員会の発表を聞いて、それからの報道で良いと考えます。
一つ。
凶悪犯罪等がおきたとき、犯人が逮捕前に、目撃者ということでインタビューを受けますね。
そして、逮捕されると、その時のことが後出しで報道されます。
これも不要です。
だぶん、インタビューする記者さん方も、疑いながらの取材だとは思いますが、
犯人に利用されているように感じるのであります。
今日も、午後、図書館に出かけました。
一週間前・二週間の新聞をパラパラと開いて、目についた記事をコピーしてきたところです。
一刻も早くニュースを知りたいといった気持は減退していますね。
ゆっくりでいいです。
老化原書かな? (笑)