昨日、「にもく寄席」に出かけたこともあって、
区立図書館で一冊借りてきました。
『もう一席うかがいます』 古今亭志ん朝
河出書房新社 2006年8月30日 初版発行 1800円(税別)
志ん朝師匠、懐かしい落語家さんですネ。
本書の志ん朝さんと山田洋次監督の対談で、
次のやりとりを見つけました。
志ん朝:昔は、寄席も非常に楽しかったですよ。
噺家自身がいまほど忙しくなかったから…
一番売れていた文楽、志ん生クラスでも毎日仕事があるわけじゃないから、
寄席を抜かない。
みんな暇ですから寄席にきて、他人の高座を聞いていた。
山 田:それが勉強になるのでしょう。
志ん朝:ええ。楽屋でバカッ話をする、これがまた何とも楽しい。(略)
山 田:撮影所だってそうですよ。よい時代には、みんな暇が沢山あって、
撮影所でゴロゴロしながら映画談義に花を咲かせていました。(略)
志ん朝:いい意味での余裕、道楽というものがなくなったんでしょうね。
山 田:真面目になることで、人を感動させるわけにはいかない。
真面目な人が生活を賭けて一生懸命やればやるほど、
不幸にして作品はつまんなくなる。(略)
たとえお櫃の中が空っぽになっていても、平気で冗談を言ってられる精神、
そういう遊びの気分がたっぷりある人でないと、
実は、人を感動させられないんですよ。
*アンダーラインは、ボクが引きました。
さあ~テ!
【くりのみ会】のキョッチコピーは、
“ならい処” “やすみ処” “あそび処” でありますヨ。
【くりのみ会】では、(楽談タイム)が、毎回、充実でありますヨ。
「20年以上も、【くりのみ会】が良く続いてますねー」!の言葉には、
「はい。ボクの道楽です」と答えています。
志ん朝さんと監督の対談の言葉に、(悪のり)してしまいました。
お時間が宜しいようで。
お粗末でした。
(追伸)
皆さんが、【くりのみ会】にご参加してくれると、舞い上がって喜びます。(笑)
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