法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No50

2015年12月27日 23時20分36秒 | 日乗

里村専精先生の「浄土真宗にようこそ」No50をお届けします。

日本語には、仏教語がふんだんにちりばめられています。
インドの言葉から、翻訳された中国の言葉、
更には南の国々からもそれらはもたらされています。

なのですが、おしなべて仏教語は本来の意義を失っています。
人生にとって重要度の高い言葉ほど、頻繁に使用されてはいるものの、
かえって本来の意味が浮かんではこないのです。
涅槃・仏陀・釈迦・極楽・阿彌陀・他力・本願・往生…。
などとなど数えても際限がありませんが、使用に耐えない言葉になっています。
覚悟という言葉もそうです。
覚悟するというのは、決してあきらめるということではありませんね。
覚悟するというのは、もともとはブッダが生きられたその生き方を共に生きることです。
仏弟子たちは、親しくブッダに接してその人生の覚悟を定めました。
覚も悟も「さとり」のことなのですから。
数えきれない人々がブッダと同じ精神を確保していたのです。
それに覚悟という言葉には、変な力みもなかったはずです。
自然に、道理のままに、大きく生命の事実に覚めたのです。
その最初の覚悟が、「宿明智通」と呼ばれるものです。
生命の分厚な歴史とその尊厳を見いだしたとき、人は覚も悟も見つめているのです。
そして、その人に広がりが見えて来ます。
それが「天眼智通」なのですが、この言葉も本来の意味を失っています。
天眼とは神のような眼という意味ですが、正しく人が人の広がりを見つめるのです。
ブッダにも比丘たちにも、この二つの智慧が確認されていました。
この二つの智慧が確保されて、人は煩悩のただ中で煩悩を主体にしない生き方を生きます。
それが「漏尽智通」と呼ばれていたのです。
これら三つの智通が、実は覚悟の内容なのです。
生命の尊厳と、生命世界の広がりを見据えて、人は世に在りなから世を超えるのです。
それが覚悟した人の、実に豊かな人生になってゆきます。

**1月の学習会のご案内**
◆親鸞とカウンセリングコース
 日時:1月30日(土) 午前10時~12時
 会場:タワーホール「船堀」306会議室
 内容:『正信偈』読誦・『教行信証』音読・楽談 他

◆願海庵 やさしい仏教塾
 日時:1月8日(金) 午後5時30分~7時30分
 会場:《願海庵》  文京区本郷 3-30-9
 内容:『正信偈』『同朋奉賛式』 楽談

◆歎異抄&うたと語りあい
 日時:1月5日(火) 1月12日(火) 1月19日(火) 1月26日(火)
    いずれも、午後7時~9時
 会場:南小岩コミュニティ会館(JR小岩駅 南口 徒歩5分)
 内容:『歎異抄』音読 『正信偈』 『親鸞和讃』 楽談 他

ぜひ、皆様のお越しをお待ちしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月の「吟醸の会」

2015年12月27日 15時38分14秒 | 日乗



昨晩(午後7時~10時)、
月例の「吟醸の会」にでかけました。
場所は、亀戸駅から徒歩5分の某所(笑)
地元の方々を中心に、遠く大宮・横浜から駆けつけるおなかもいます。
毎回、吟醸酒・大吟醸酒が6升出ます。
お互いに、お酌をするようなことはありません。
お猪口を二つ用意して、各自自分のペースでいただきます。
お酒の肴は、各自持参です。

写真のお鍋は、黒ソイ(黒曹以)のアラ煮。
伊豆生まれのボクは、知らないお魚。
山形・秋田・北海道方面でとれるお魚のようです。
白身で美味しくいただきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015-12-27 15:34:33

2015年12月27日 15時34分33秒 | 日乗
ナンマンナンマンアリガトウ
聞者くりのみ(鈴木新太郎)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015-12-27 15:33:59

2015年12月27日 15時33分59秒 | 日乗
ナンマンナンマンアリガトウ
聞者くりのみ(鈴木新太郎)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする