法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

歎異抄&うたと語り合い

2015年12月01日 23時07分01秒 | 日乗

毎週火曜日夜、午後7時~9時に開催される、
「歎異抄」&うたと語り合い に出かけました。
今晩の参加者は5名(男性4名 女性1名)でした。

今晩は、
◆本願寺派の声明
 「正信偈」の行譜 「重誓偈」 「御文章」 「阿弥陀経」他
◆大谷派の声明
 「同朋奉賛」
をうたいました。

→次回は、12月8日(火) 午後7時~9時
 会場:南小岩コミュニティ会館
 本年最後の学習会です。
→2016年は、1月5日 12日 19日 26日 です。

 

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No48

2015年12月01日 22時49分21秒 | 里村専精師の言葉

里村専精先生の「浄土真宗にようこそ」No48をお届けします。

法然上人の場合は、やはり自力を捨てて他力本願に立つということでしょう。
「二」というよりは、「一」が確立した人だったと言うべきかもしれません。
「偏依善導一師」とまで言われた人でした。
他力の伝承は、しかしながら日本でも中国でもほとんど見えないものでした。
不思議といえば本当に不思議です。
けれども、それは今日でも事情はほとんど同じなのです。
曇鸞大師が他力を提唱されたものの、これを知る人は限られていたのです。
法然上人が比叡山の学びを学んでいる限り、他力はまともに見えなかったのです。
それが見えたのは、全くの僥倖だと語られています。
黒谷の経蔵で、上人は身命を賭けるかのように、
一冊の書物を探し当てられたといいます。
けれども、仏願に順ずる一道が開かれて、
上人は選択本願の念仏にゆだねて生きることになります。

それからの法然上人は、大きな阿弥陀仏のサンガの一人として活動されます。
曇鸞大師の「自力・他力」と、道綽禅師の「報化二土」を手本にして…、
法然上人の新しい歩みが、時代を超えて人々に支持されて始まりました。
善導大師の「機法二種の深心」も、上人の生涯の指針でした。
『二」という数字は、法然上人の場合は歴史を承けたものだったのではないでしょうか。
遥かに龍樹・世親の、『難易二道」も「往還二回向」も上人の資産になったのです。
歴史の資産を、上人は公開してゆかれます。
今日の我々が、仏教の勝れた方法を難なく利用させてもらえるのも、
上人のお陰ではないでしょうか。

いずれにしろ親鸞という人から見た時、
法然上人は本願の行の権化だったのではないでしょうか。

法然上人を見ていれば、そこには遥かな如来本願の行が見えていたのです。
その他力の行に促されて、弟子たちは大きなサンガを確信したはずなのです。

 ◆12月4日(金) 午後5時30分~7時30分
 《願海庵》やさしい仏教塾  
  会場:「願海庵」 文京区本郷3-30-9

◆12月8日(火) 午後7時~9時
 「歎異抄」&うたと語りあい
  会場:南小岩コミュニティ会館 (JR小岩駅 徒歩5分)  

 ◆12月26日(土) 午前10時~12時
 《くりのみ会》「教行信証」音読&声明&楽談の会
  会場:タワーホール船堀 (都営地下鉄船堀 徒歩1分)

皆さんのお出かけをお待ちしています。

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