法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「聞」ということ

2016年08月18日 23時03分07秒 | 毎田周一師の言葉

毎田周一師の言葉です。

真宗では「聞」の一字が大切ですと、利いた風なことをいう奴が、
では『教行信証』を読みなさいといへば、とても難しくて読めませんといふ。
『教行信証』を「よむこと」が、聖人の仰せを、他ならぬ、「聞く」ことですよ。
読むことが聞くことである。
これを心肝に銘せよである。
「然るに経に聞と言ふは、衆生、仏願の生起本末を聞きて疑心有ること無し。
是れを聞と曰ふなり」(信巻末)
その仏願の生記本末をこそ、かくも詳しく鄭重に説き明かして下さってある、
その『教行信証』をどうして聞かないのであるか。
その聞くといふことが、読むことを外してどうしてあり得るのか。

カウンセリング研究会【くりのみ】では、
『教行信証』の音読を大事にしています。
テキストは、金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫です。
現在は、全文音読の一巡が終わり、「ご自釈」を音読しています。
ぜひ、ご参加ください。

 

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