【くりのみ会】のお仲間の河野さんのお嬢さんの智香さんは、現代劇センター真夏座の看板女優さん。
16歳で劇団の養成所に入り、稽古と公演を重ねて30年になります。
智香さんの子どもの頃から知っていましたので、一人の女優さんの成長をずっとみさせてもらってきました。
本当に立派な女優さんになりました。
さて、今回の公演は、T・ワイルダーの名作『わが町』を、劇団の代表の池田一臣さんが脚色した『ジョージとエミリー』です。
智香さんの役は、ジョージ。
少年から青年に成長していく男役だそうです。
以下、智香さんからのお便りの抜粋。
演劇の道に足を踏み入れて、二年目のことです。
公演初日を控えた五日ほど前に、ある劇団員のお祖父様が亡くなりました。葬儀やら何やらで、その先輩は、大事な本番前の稽古を、三日間、休むことになったのです。
その時の作品は、ワイルダー作『わが町』。先輩の役は、主人公ジョージの妹で、少女なのでした。そこで当時、座内では最年少だった私に、代役の話が舞い込んだのです。
必至に台詞を覚え、先輩たちが二ヵ月かけて稽古してきた芝居に、突然の参加です。しかも、持ち道具を一切排除した、パントマイムでの演技が作者の指定のために、養成所を卒業して間もない私には、緊張と興奮の嵐の中に過ぎた、三日間でありました。
そして公演開始。せっかく稽古をしたのだからと、今はもう無くなってっしまった、公園通りの小劇場、渋谷ジャン・ジャンの舞台に、上がらせても貰えたのです。もう、ナントいうか、駆け出しの十六歳にとって、それはそれは、衝撃的な体験となりました。
さて、今公演は、そのワイルダーの『わが町』を池田が脚色し、七年前『ジョージとエミリー』と改題した作品で、この度、更に新しく手を加えての再演となります。
チケットご希望の方は、ご連絡ください。
取り次ぎができます。
私は、最終日に出かける予定です。
14日の「啄木と道元」ご盛会のご様子何よりと存じます。
時間的にどうしても参加出来ませずに残念でした。
文献などご贈恵下さいまして心より厚くお礼申し上げます。
次なる機会を楽しみにしております。
まずは取り急ぎましてお礼を一言。
今日、「道元とカウンセリング」勉強会があり、「啄木と道元」の講師・山田さんともお会いしてきました。
山田さんの新しい取り組み、熱心な参加者に支えられ無事に講演会が終わりました。
有難いですねー。
いつか、どこかで、お会いできることを楽しみにしています。