毎回テーマを決めて小論文みたいなものを書いてるのは大変で、次は「暴力」というもの自体を考えてみたいと思っていますが、その前に日記を。23日は都立高校の入選日だけど、都教委は2月23日が土日に当たろうがこの日が入選(前期入選)と決めてしまったわけです。将来「天皇誕生日」になったらどうするんだか知りませんが。だから空いてたのかどうか、今日は三楽病院で脳ドック。だいぶ前に申し込んだときに、もうこの日しか空いてなかったわけ。で、朝早かったので、昨日はさっさと寝てしまいました。入選日の朝は、文化祭や旅行行事の朝と並んで、一年で一番早起きする日でした。今日は朝から参考書に目を通している中学生と一緒。新御茶ノ水駅で降りて三楽へ。三楽病院は教職員互助会の病院だから、知り合いと会うことも多いけど、さすがに今日は誰にも会わなかったです。
一度「脳ドック」をやっておきたかったと思っていたのですが、去年は取れなかったので一年来の宿願。父親がくも膜下出血をやってますから、一度ちゃんと調べておきたいなということ。でも、まあ前にMRIは一度やっていて、ベッドに横たわったまま機械の中に入っていき15分ほどじっとしているわけですが、ヘッドフォンで音楽を聞いてれば、それほど気にならない。それより初めての頸動脈エコーや眼底・眼圧の検査の方が「へえ」と思う感じでした。若いときは低血圧気味だったんだけど、さすがに高血圧気味になってきたのが、加齢の証明ですねえ。
ところで、血液検査のあとで止血バンドをはめて「待合室で待ってるように」と言われて、待ってたわけです。テレビを見ながら。ところで三楽の人間ドック自体が初めてなので(毎年検診があるからと思い、節目検診なども行ったことがない)、後でMRIが終わった後でまた「待合室で待ってるように」と言われた時に「飲み物を飲みながら」と言われて、初めて待合室に無料のドリンクの機械があることに気が付きました。最初に入った時は、腕ばっかり気にしてて部屋を見渡していなかった。あれ、こんな機械があったのか。まあ、そういうもんだと思うけど。
最後に自己負担金を払った後で、「食事サービス券」をくれました。まあ、そういうものをくれると書いてあるのは知ってたけど、「きっと病院内の食堂かなんかだろう」と思っていたら、外のレストランに使える券でした。だから、そこへ行ったら、大体あとからあとから病院で顔を見たような人がやってきます。ここは美味しかったので名前を書いとくと、「Delifrance」(最初のeは上にアクサンが付いてますけど。)。お茶の水駅を駿台下に向かって歩いて、明治大学へ行く前、近江兄弟社のビルの隣あたりの2階です。ランチプレートしかダメだけど、パスタ、ピラフなどとサラダ、パン、ドリンクバーが付いている。パンは食べ放題だから、ドック終了後すぐに食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいかねないけど、いいんだろうか。何しろ朝抜きでずっと検査していた後なんだから。まあ、この券も負担金の中に入ってるんだろうけど、なんだかお得感がしてしまったのは人間のサガです。
この御茶ノ水界隈に昔からよく行ってる話は、高野悦子さんの追悼で書いたけど、もっと言えば僕の生誕地がここです。まあ、浜田病院ですけど。これは三楽の近く、駿台予備校の真ん前ですね。今は大きなビルになってるけど、僕が予備校に行ってたころは趣のある古い病院でした。岩波ホールやアテネ・フランセがあるので、大学時代以後もずっとこのあたりに来てますけど、今は「神保町シアター」に行くことと、カレー屋さんの多いところと言うイメージ。小沢昭一唄う「ハーモニカブルース」で「明治はハーモニカバンドで有名だったんだ」とありますが、今も駅からずっと楽器店が並んでいます。今はエレキギターがずらり。それから坂の下におりると、古本屋とスポーツ用品店。でも僕には、カレー屋の街と言う思いが強いです。
今書いてると長くなるから、カレーの話は簡単に。「エチオピア」「マンダラ」「ボンディ」その他その他は置いておいて、僕には「共栄堂スマトラカレー」です。特に美味しいというよりも、他のカレー屋に比べて独自性が際立っていて、しばらく食べてないと時々行きたいなあと思う。さて、今日は眠いのでどうしようかと思いながら、ウチでは「神田やぶを見て来て」と言われていたんだけど、まあそこまでするのもなあと思うし、今朝の新聞に明大リバティタワーでガザの集会があると出てたけど、寝るに決まってるのでパス。結局「神保町シアター」で一本、三隅研二の「千羽鶴秘帖」という雷蔵の時代劇を見て帰りました。これもかなり眠かったけど。三隅監督は大映時代劇を支えた名匠で、眠狂四郎や座頭市のシリーズで知られています。「斬る」という雷蔵時代劇の最高峰とも言える名品を作った人。早く亡くなってしまったけど残念でした。
今日見た作品は、軽快な娯楽作品で、左幸子が妖艶な役をやってる珍しい映画でした。甲州の金山を鉱山奉行が私物化して、自分の城の関宿城のしゃちほこを純金にしてしまうという設定は、いくらなんでも無理筋。雷蔵は謎の風来坊、実は…と言うやはりカッコいい役柄。前の2週間は田中徳三監督の作品をやっていて、全く見てない映画ばかりなので頑張ってほとんど見ました。ずいぶん重厚な時代劇ばかりで、感銘を受けました。市川雷蔵と勝新太郎、それ以前の長谷川一夫の主演のスケールの大きさがすごい。それと同時に、若い中村玉緒の可憐にして妖艶な魅力というものも若い人に見て欲しい気がします。今のテレビで知ってる姿と比べても、まあ顔かたちは間違いようもないけれど、若い時は素晴らしい魅力だと思います。
一度「脳ドック」をやっておきたかったと思っていたのですが、去年は取れなかったので一年来の宿願。父親がくも膜下出血をやってますから、一度ちゃんと調べておきたいなということ。でも、まあ前にMRIは一度やっていて、ベッドに横たわったまま機械の中に入っていき15分ほどじっとしているわけですが、ヘッドフォンで音楽を聞いてれば、それほど気にならない。それより初めての頸動脈エコーや眼底・眼圧の検査の方が「へえ」と思う感じでした。若いときは低血圧気味だったんだけど、さすがに高血圧気味になってきたのが、加齢の証明ですねえ。
ところで、血液検査のあとで止血バンドをはめて「待合室で待ってるように」と言われて、待ってたわけです。テレビを見ながら。ところで三楽の人間ドック自体が初めてなので(毎年検診があるからと思い、節目検診なども行ったことがない)、後でMRIが終わった後でまた「待合室で待ってるように」と言われた時に「飲み物を飲みながら」と言われて、初めて待合室に無料のドリンクの機械があることに気が付きました。最初に入った時は、腕ばっかり気にしてて部屋を見渡していなかった。あれ、こんな機械があったのか。まあ、そういうもんだと思うけど。
最後に自己負担金を払った後で、「食事サービス券」をくれました。まあ、そういうものをくれると書いてあるのは知ってたけど、「きっと病院内の食堂かなんかだろう」と思っていたら、外のレストランに使える券でした。だから、そこへ行ったら、大体あとからあとから病院で顔を見たような人がやってきます。ここは美味しかったので名前を書いとくと、「Delifrance」(最初のeは上にアクサンが付いてますけど。)。お茶の水駅を駿台下に向かって歩いて、明治大学へ行く前、近江兄弟社のビルの隣あたりの2階です。ランチプレートしかダメだけど、パスタ、ピラフなどとサラダ、パン、ドリンクバーが付いている。パンは食べ放題だから、ドック終了後すぐに食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいかねないけど、いいんだろうか。何しろ朝抜きでずっと検査していた後なんだから。まあ、この券も負担金の中に入ってるんだろうけど、なんだかお得感がしてしまったのは人間のサガです。
この御茶ノ水界隈に昔からよく行ってる話は、高野悦子さんの追悼で書いたけど、もっと言えば僕の生誕地がここです。まあ、浜田病院ですけど。これは三楽の近く、駿台予備校の真ん前ですね。今は大きなビルになってるけど、僕が予備校に行ってたころは趣のある古い病院でした。岩波ホールやアテネ・フランセがあるので、大学時代以後もずっとこのあたりに来てますけど、今は「神保町シアター」に行くことと、カレー屋さんの多いところと言うイメージ。小沢昭一唄う「ハーモニカブルース」で「明治はハーモニカバンドで有名だったんだ」とありますが、今も駅からずっと楽器店が並んでいます。今はエレキギターがずらり。それから坂の下におりると、古本屋とスポーツ用品店。でも僕には、カレー屋の街と言う思いが強いです。
今書いてると長くなるから、カレーの話は簡単に。「エチオピア」「マンダラ」「ボンディ」その他その他は置いておいて、僕には「共栄堂スマトラカレー」です。特に美味しいというよりも、他のカレー屋に比べて独自性が際立っていて、しばらく食べてないと時々行きたいなあと思う。さて、今日は眠いのでどうしようかと思いながら、ウチでは「神田やぶを見て来て」と言われていたんだけど、まあそこまでするのもなあと思うし、今朝の新聞に明大リバティタワーでガザの集会があると出てたけど、寝るに決まってるのでパス。結局「神保町シアター」で一本、三隅研二の「千羽鶴秘帖」という雷蔵の時代劇を見て帰りました。これもかなり眠かったけど。三隅監督は大映時代劇を支えた名匠で、眠狂四郎や座頭市のシリーズで知られています。「斬る」という雷蔵時代劇の最高峰とも言える名品を作った人。早く亡くなってしまったけど残念でした。
今日見た作品は、軽快な娯楽作品で、左幸子が妖艶な役をやってる珍しい映画でした。甲州の金山を鉱山奉行が私物化して、自分の城の関宿城のしゃちほこを純金にしてしまうという設定は、いくらなんでも無理筋。雷蔵は謎の風来坊、実は…と言うやはりカッコいい役柄。前の2週間は田中徳三監督の作品をやっていて、全く見てない映画ばかりなので頑張ってほとんど見ました。ずいぶん重厚な時代劇ばかりで、感銘を受けました。市川雷蔵と勝新太郎、それ以前の長谷川一夫の主演のスケールの大きさがすごい。それと同時に、若い中村玉緒の可憐にして妖艶な魅力というものも若い人に見て欲しい気がします。今のテレビで知ってる姿と比べても、まあ顔かたちは間違いようもないけれど、若い時は素晴らしい魅力だと思います。