27、28で日光に旅行。何度も行ってるけど、行けばそれなりに新しい発見がある。今どき行ったのは、露天風呂工事に伴う「訳ありプラン」というのを見つけたからだが、工事日程がずれて結局露天も入れた。でも雪が降ってて寒くて一回入っただけだった。この時期に行ったのは初めてだけど、雪が積もっているとは思ってなかった。真冬のスノー・シューに行ったことはあるけど、11月で降ってるんだ。中禅寺湖付近はほとんど関係なく、戦場ヶ原付近でパラパラ。奥日光の一番奥の湯元温泉に入ると急に大雪になって、さらに一番奥の「休暇村」付近は完全に積雪状態。いや、ビックリ。部屋から湯の湖が見えるが、こんな感じ。
最近よく書いてるけど、家の真ん前がまだマンション工事中で、遅くなると車や工事材料が道に並んで自分の車を出せない。だから今回も7時半頃には家を出てしまう。代わりに高速は使わず、国道4号を北上。今は「道の駅」が整備されているが、栃木県下野市の「道の駅 しもつけ」は素晴らしい。オシャレなお店が入っていて、おみやげも多い。ここは南部の小山市の北あたりにあるが、国道を道の駅に向かうと「薬師寺」という交差点がある。ああ、ここら辺が下野の薬師寺かあと思っていたが、今どうなっているのかは知らなかった。今回パンフを見つけて行ってみた。下野(しもつけ)の国は、古代の東国仏教の中心である。東大寺と九州大宰府の観世音寺と並んで、天下の三戒壇が置かれたのが下野の薬師寺である。戒壇というのは、僧侶が出家するための戒律を授ける(授戒)する場所で、鑑真が日本に渡航してようやく設置された。ここの薬師寺は、もう一つ重大な歴史的事件があったところで、奈良時代の終わりごろ、例の道鏡が失脚して流されたところ。女帝称徳天皇の寵愛を受け、一時は皇位をうかがったとかいうあの道鏡ですね。ここで2年後に死んで、道鏡塚もある。(今回は行ってない。)薬師寺はその後焼失するが、大正時代に史蹟に指定され、現在一帯の整備がなされつつあり、「下野薬師寺歴史館」が開設されている。でも一帯は畑地帯。回廊が復元されているが、途中という感じ。
(遠くにあるのが歴史館)
日光では、日光山内の三重塔を見た。今、東照宮の五重塔の心柱が特別公開されている。スカイツリーの構造に行かされたとか言う技術で、ちょうどスカイツリーくらいの標高のところに立っている。これはこの前見たけれど、近くに別の塔があることは僕は気付かなかった。神橋を渡って東照宮方向に行かず、すぐ右にある「史跡探勝路」の「本宮神社」とあるところを上がっていく。そうすると四本龍寺というお寺扱いになるらしいが、塔が立っているのである。小さいけれど。地元の人以外はほとんど知らない穴場的な史跡と言える。なお車は近くの「小杉放菴記念日光美術館」に停めたが、ここでは今アイスホッケーの美という写真展をやってて無料なんだけど、これを見ると駐車料も無料になった。東照宮の辺りを歩いていたら、奥の駐車場に銅像を見つけた。東照宮を作った棟梁という甲良豊後守宗廣という人で、滋賀県甲良町というところの人。滋賀に記念館があるらしい。名前も知らなかった。
翌日は赤沼駐車場に車を置いて、小田代が原まで1時間ほど歩く。寒いのでそこから低公害バスで帰る。このバスも今月いっぱいで今シーズンは終わり。道は雪が硬く凍り、普段より歩きやすい感じ。今ごろは雪も少なく、道が平らにならされている。最近クマの目撃が多いが、さすがにそれはなく、野鳥(シジュウカラなど)を見ただけ。日光ではよく鹿や猿を見るが今回はどちらも見なかった。湿原も完全に冬枯れで、これはこれで美しいし、葉がないから風景はよく見える。快調なハイキング。写真で有名な「小田代が原のハルニレ」、よく「貴婦人」と言われるが、今回は冬の姿。
それでもう戻ることにする。御用邸公園そばの「たくみ庵」で蕎麦を食べ、宇都宮へ。ここで宇都宮美術館へ寄る。ここは行ったように思ったけど行ってなかった。宇都宮環状道路を曲がって帝京大学の先。ちょうど紅葉真っ盛りの広い公園が素晴らしい。が、少し寒い。雨や夏の日は辛いだろうなと思うくらい、駐車場から遠い。マグリットの作品を買ったことで開設の時に有名になったけど、見に行ってなかったのか。マグリット展は東京で何度か見てるから記憶が定かでなかった。今回は「マックス・エルンスト展」をやっていた。コレクション展はなかったので残念。エルンスト展は日本にある作品が多いのでビックリ。好きな人は東京から行く価値がある展覧会だった。近くに「長岡百穴」という、埼玉の吉見百穴みたいな古代の墓地があり、そこによって帰った。
最近よく書いてるけど、家の真ん前がまだマンション工事中で、遅くなると車や工事材料が道に並んで自分の車を出せない。だから今回も7時半頃には家を出てしまう。代わりに高速は使わず、国道4号を北上。今は「道の駅」が整備されているが、栃木県下野市の「道の駅 しもつけ」は素晴らしい。オシャレなお店が入っていて、おみやげも多い。ここは南部の小山市の北あたりにあるが、国道を道の駅に向かうと「薬師寺」という交差点がある。ああ、ここら辺が下野の薬師寺かあと思っていたが、今どうなっているのかは知らなかった。今回パンフを見つけて行ってみた。下野(しもつけ)の国は、古代の東国仏教の中心である。東大寺と九州大宰府の観世音寺と並んで、天下の三戒壇が置かれたのが下野の薬師寺である。戒壇というのは、僧侶が出家するための戒律を授ける(授戒)する場所で、鑑真が日本に渡航してようやく設置された。ここの薬師寺は、もう一つ重大な歴史的事件があったところで、奈良時代の終わりごろ、例の道鏡が失脚して流されたところ。女帝称徳天皇の寵愛を受け、一時は皇位をうかがったとかいうあの道鏡ですね。ここで2年後に死んで、道鏡塚もある。(今回は行ってない。)薬師寺はその後焼失するが、大正時代に史蹟に指定され、現在一帯の整備がなされつつあり、「下野薬師寺歴史館」が開設されている。でも一帯は畑地帯。回廊が復元されているが、途中という感じ。
(遠くにあるのが歴史館)
日光では、日光山内の三重塔を見た。今、東照宮の五重塔の心柱が特別公開されている。スカイツリーの構造に行かされたとか言う技術で、ちょうどスカイツリーくらいの標高のところに立っている。これはこの前見たけれど、近くに別の塔があることは僕は気付かなかった。神橋を渡って東照宮方向に行かず、すぐ右にある「史跡探勝路」の「本宮神社」とあるところを上がっていく。そうすると四本龍寺というお寺扱いになるらしいが、塔が立っているのである。小さいけれど。地元の人以外はほとんど知らない穴場的な史跡と言える。なお車は近くの「小杉放菴記念日光美術館」に停めたが、ここでは今アイスホッケーの美という写真展をやってて無料なんだけど、これを見ると駐車料も無料になった。東照宮の辺りを歩いていたら、奥の駐車場に銅像を見つけた。東照宮を作った棟梁という甲良豊後守宗廣という人で、滋賀県甲良町というところの人。滋賀に記念館があるらしい。名前も知らなかった。
翌日は赤沼駐車場に車を置いて、小田代が原まで1時間ほど歩く。寒いのでそこから低公害バスで帰る。このバスも今月いっぱいで今シーズンは終わり。道は雪が硬く凍り、普段より歩きやすい感じ。今ごろは雪も少なく、道が平らにならされている。最近クマの目撃が多いが、さすがにそれはなく、野鳥(シジュウカラなど)を見ただけ。日光ではよく鹿や猿を見るが今回はどちらも見なかった。湿原も完全に冬枯れで、これはこれで美しいし、葉がないから風景はよく見える。快調なハイキング。写真で有名な「小田代が原のハルニレ」、よく「貴婦人」と言われるが、今回は冬の姿。
それでもう戻ることにする。御用邸公園そばの「たくみ庵」で蕎麦を食べ、宇都宮へ。ここで宇都宮美術館へ寄る。ここは行ったように思ったけど行ってなかった。宇都宮環状道路を曲がって帝京大学の先。ちょうど紅葉真っ盛りの広い公園が素晴らしい。が、少し寒い。雨や夏の日は辛いだろうなと思うくらい、駐車場から遠い。マグリットの作品を買ったことで開設の時に有名になったけど、見に行ってなかったのか。マグリット展は東京で何度か見てるから記憶が定かでなかった。今回は「マックス・エルンスト展」をやっていた。コレクション展はなかったので残念。エルンスト展は日本にある作品が多いのでビックリ。好きな人は東京から行く価値がある展覧会だった。近くに「長岡百穴」という、埼玉の吉見百穴みたいな古代の墓地があり、そこによって帰った。