明日から節電態勢がさらに強化されます。で、原発は再開すべきか、いや自然エネルギー開発に力を注ぐべきだ、それより文明社会の便利さ自体を問い直すべきだ…といろいろな意見が飛びかいます。これらの議論も大事だと思うけど、それより新技術の方向性で違う考え方もあるのでは、という話。これは先に紹介した安斎さんの本で教えられたことです。
今の議論は「電気は貯めておけない」ことが前提になっています。しかし、一日中クーラーをつけてるわけじゃないから、つけてない時に充電しておいて、その電池でピーク時の運転ができるようになれば、何の問題もありません。技術的には、核廃棄物の最終処理や太陽光以外の自然エネルギーの大規模実用化などより、ずっと簡単なのではないかと想像します。というか経済性を無視すれば今でもできるのではないかと思います。(太陽光も蓄電技術だから、その大規模バッテリーは太陽光で可能になるのかもしれません。)
現在もすでにずいぶん多くの電機製品がバッテリーで動いています。ひげそりや電動歯ブラシなんかはモーターを動かすだけで大して電力はいらなさそうだし、手に持って使いたい製品だから充電して使ってます。これらは小さな機械ですが、携帯電話などはいまや小さなパソコンというべきだけど、バッテリーを充電して使っています。ケータイするためにはコードがあっては意味なく、バッテリー技術の発展で携帯電話という機械ができました。携帯電話という商品ができてからもどんどん進化していって、バッテリーの使い勝手も急激に良くなっていきました。
また、電気自動車というものも実用化されています。(しかし、今後はどうなるんでしょうか?)そういう風に考えると、ケータイや電気自動車まで実用化できるバッテリー技術の発展を、さらに追及していけば「電気を貯める」ことがもっとできるようになるのではないでしょうか?
今までの大型家電が充電式でないのは理解できます。ケータイするわけじゃない、冷蔵庫やクーラー、洗濯機、テレビなんかを充電する意味はありません。コンセントにつなぎっ放しの方がいい。動かさないんだから。水道から水が出るのにわざわざ汲み置きするのは二度手間です。しかし、水不足で時間断水することは今でも時々聞かれるけど、そういう時は水道が出るときに水をためておきます。今や電気も不足する時代なんだから、大型バッテリーで夜などに電気を貯めておく技術が必要です。
いや大都市では夜も朝も暑くてクーラーつけるぞと言われるかもしれません。その通りなんだけど、工場やオフィス、学校などを考えると、夜はほとんど使ってないでしょう。(業種によって夜間の方が使う場合もあるし、理系大学の実験なんかで夜も使うかもしれないが。)そういう大型施設を考えると、そこで大型のバッテリーが設置できるようになれば、とても効果があるはずです。
家での家電状況を考えると、小型製品(1万程度)や自動車(100万超)はバッテリーが可能だけど、その中間の大型家電(10万超)の価格帯では、充電タイプにすることでコストアップになると価格競争に太刀打ちできないのではないかと思います。しかし、大規模オフィスなどでは、規模のメリットがあるのである程度実用性があるのではないかと予想します。ゴーヤを窓にはわせたり、雪を利用したりするよりも、よくないですかね。
ただし、以上の話はしろうと考えです。すごい技術が開発されたはいいけど、レアメタルを使わなければならなかったということもありえます。(そういえば、原子力に使うウランもレアメタルで、石油より早くなくなりそうということですが。)
また、夜間電力は主に原子力で作られてきました。一度運転を開始したら急に止められない原子力発電を前提にして、揚水発電とか夜間電力の利用が言われてきました。原発を使わないなら夜間電力も少なくなるとも考えられます。しかし、火力でも水力でも連続稼働した方がコストダウンになるのは当然ではないかと予想できます。昼の電力使用を抑えるために夜に発電して貯めておくことは可能でしょう。
ということで、大規模なバッテリー技術の革命的発展をめざしましょう!
ところで今回家電製品をいろいろと思い浮かべて考えましたが、掃除機が充電式になって欲しいですよね。まあ、日本の家庭事情ではそう広い部屋もないので、せいぜい10分、20分だからガマンしてるけど、長くなったコードを収納するのが面倒。学校みたいにけっこう広い場所を掃除するときは不便です。もうずいぶん充電式掃除機もあるようだけど、どんどん性能がアップしていくことを期待します。
またドライヤー。旅行用品などではコードレスもあるけど、一般的にはコードがあると思います。まあドライが目的と言うより、正確には「ヘアスタイル・コンディショナー」として使うことが多いから、ドライヤーとしてはポータブルの方がいいけど、大型の鏡の方が動かないからコードレスの意味がないと言えるでしょう。しかし、それとともに、電気を熱に変換するという点で効率が悪いので、バッテリー式に向かないのかもしれません。
商品としての電気とは何なのかを考える中で、こういうことを考えました。この話題はまたいずれ続けたいと思います。
今の議論は「電気は貯めておけない」ことが前提になっています。しかし、一日中クーラーをつけてるわけじゃないから、つけてない時に充電しておいて、その電池でピーク時の運転ができるようになれば、何の問題もありません。技術的には、核廃棄物の最終処理や太陽光以外の自然エネルギーの大規模実用化などより、ずっと簡単なのではないかと想像します。というか経済性を無視すれば今でもできるのではないかと思います。(太陽光も蓄電技術だから、その大規模バッテリーは太陽光で可能になるのかもしれません。)
現在もすでにずいぶん多くの電機製品がバッテリーで動いています。ひげそりや電動歯ブラシなんかはモーターを動かすだけで大して電力はいらなさそうだし、手に持って使いたい製品だから充電して使ってます。これらは小さな機械ですが、携帯電話などはいまや小さなパソコンというべきだけど、バッテリーを充電して使っています。ケータイするためにはコードがあっては意味なく、バッテリー技術の発展で携帯電話という機械ができました。携帯電話という商品ができてからもどんどん進化していって、バッテリーの使い勝手も急激に良くなっていきました。
また、電気自動車というものも実用化されています。(しかし、今後はどうなるんでしょうか?)そういう風に考えると、ケータイや電気自動車まで実用化できるバッテリー技術の発展を、さらに追及していけば「電気を貯める」ことがもっとできるようになるのではないでしょうか?
今までの大型家電が充電式でないのは理解できます。ケータイするわけじゃない、冷蔵庫やクーラー、洗濯機、テレビなんかを充電する意味はありません。コンセントにつなぎっ放しの方がいい。動かさないんだから。水道から水が出るのにわざわざ汲み置きするのは二度手間です。しかし、水不足で時間断水することは今でも時々聞かれるけど、そういう時は水道が出るときに水をためておきます。今や電気も不足する時代なんだから、大型バッテリーで夜などに電気を貯めておく技術が必要です。
いや大都市では夜も朝も暑くてクーラーつけるぞと言われるかもしれません。その通りなんだけど、工場やオフィス、学校などを考えると、夜はほとんど使ってないでしょう。(業種によって夜間の方が使う場合もあるし、理系大学の実験なんかで夜も使うかもしれないが。)そういう大型施設を考えると、そこで大型のバッテリーが設置できるようになれば、とても効果があるはずです。
家での家電状況を考えると、小型製品(1万程度)や自動車(100万超)はバッテリーが可能だけど、その中間の大型家電(10万超)の価格帯では、充電タイプにすることでコストアップになると価格競争に太刀打ちできないのではないかと思います。しかし、大規模オフィスなどでは、規模のメリットがあるのである程度実用性があるのではないかと予想します。ゴーヤを窓にはわせたり、雪を利用したりするよりも、よくないですかね。
ただし、以上の話はしろうと考えです。すごい技術が開発されたはいいけど、レアメタルを使わなければならなかったということもありえます。(そういえば、原子力に使うウランもレアメタルで、石油より早くなくなりそうということですが。)
また、夜間電力は主に原子力で作られてきました。一度運転を開始したら急に止められない原子力発電を前提にして、揚水発電とか夜間電力の利用が言われてきました。原発を使わないなら夜間電力も少なくなるとも考えられます。しかし、火力でも水力でも連続稼働した方がコストダウンになるのは当然ではないかと予想できます。昼の電力使用を抑えるために夜に発電して貯めておくことは可能でしょう。
ということで、大規模なバッテリー技術の革命的発展をめざしましょう!
ところで今回家電製品をいろいろと思い浮かべて考えましたが、掃除機が充電式になって欲しいですよね。まあ、日本の家庭事情ではそう広い部屋もないので、せいぜい10分、20分だからガマンしてるけど、長くなったコードを収納するのが面倒。学校みたいにけっこう広い場所を掃除するときは不便です。もうずいぶん充電式掃除機もあるようだけど、どんどん性能がアップしていくことを期待します。
またドライヤー。旅行用品などではコードレスもあるけど、一般的にはコードがあると思います。まあドライが目的と言うより、正確には「ヘアスタイル・コンディショナー」として使うことが多いから、ドライヤーとしてはポータブルの方がいいけど、大型の鏡の方が動かないからコードレスの意味がないと言えるでしょう。しかし、それとともに、電気を熱に変換するという点で効率が悪いので、バッテリー式に向かないのかもしれません。
商品としての電気とは何なのかを考える中で、こういうことを考えました。この話題はまたいずれ続けたいと思います。