尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

夏色、奥日光-日光旅行②

2015年07月22日 23時30分44秒 | 旅行(日光)
 日光旅行2日目は、久しぶりのハイキング。車を手放したので、バスのフリーパスを買ってある。今回は無理をすると疲れてしまいそうなので、無理ない感じで。宿のある湯元温泉から、湯の湖を半周して湯滝に降りる。そこから小田代ヶ原(おだしろがはら)まで歩いて、低公害バスで赤沼に戻ってくる。まあ知らない人には判らないだろうが、もう地図を見なくても行けるようなコースである。(実際はもちろん要所要所で地図を確認した。)ここでは、夏を感じられるような写真を並べておく。まずは湯の湖から歩きはじめる。一周できるけど今回は簡単な道路側の道を。湖に向こうの山影が映える。4枚目は温泉街に近いけど、このあたりは温泉が湧きだしている。湯も温かいと思うが、鯉が集まっている。
   
 少し歩くと、葛西善蔵(かさい・ぜんぞう、1867~1928)の碑がある。悲惨な生活を描いた大正ごろの私小説作家だという知識はあるが、読んだことはない。というか、現代では読んでる人の方が珍しいと思うが。温泉に泊って、その時の作品もあるという。そこからまた少し歩くと、木橋があって、湯の湖の終わるところ。ここから湖水は一気に滝となって落ち、川となって戦場ヶ原を中禅寺湖に向かう。
   
 ひたすら階段状の道をくだっていくと、湯滝のレストハウス。割と近くで見られるから、日光の名だたる滝の中でも、夏は涼気を感じられる場所である。駐車場が500円かかるので、車だとつい通り過ぎてしまう。湯元から歩いても近い。いくら撮っても同じだが。
   
 そこから、小田代へ向けて、気持ちのいい道を歩いて行く。途中までは川に沿って歩く。最後の写真は廃木道を乗せた車が引かれていくところ。
   
 小田代ヶ原に近づいてい来ると、湿原というか、もう草原化している感じも強いが。向こうに男体山はじめ日光連山がキレイに見える。夏らしい雲が山の向こうにある。草原はお花畑になっているが、特にアザミがいっぱいだった。下の4枚目の写真は、アザミの向こうに男体山。
    
 さらに数枚。貴婦人とも称される白樺も美しい。低公害バスで戻って、光徳によって湯元に戻る。夜はやはり涼しくて、疲れたしよく眠れる。
   
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金谷ホテル歴史館-日光の旅①

2015年07月22日 21時16分01秒 | 旅行(日光)
 梅雨明けして夏本番、関東地方も猛暑。ちょうど奥日光・湯元温泉へ旅行を予定していた。直前に暑さに負けてバテてしまったので、涼しいところでゆっくり寝たいなあというところ。宿はいつも行ってる、湯元温泉の休暇村日光湯元。宿についてはあまり書くこともないので、行く途中で寄った「金谷ホテル歴史館」について。2015年3月29日にオープンだから、初めて。
  
 金谷ホテルは明治初期に外国人専用で出来た、日本初のリゾートホテルである。今は神橋の手前の高台に広壮な偉観を誇っているが、それ以前には「侍屋敷」と言われた別の場所で、金谷カテッジインと呼ばれる宿だった。かのイザベラ・バードの「日本奥地紀行」に書かれているのは、そっちの宿の時代である。そこが国の登録有形文化財に指定され、整備されて公開の運びになった。これは近代日本の観光の歴史上、非常に重要な場所なのである。

 どこにあるかというと、東照宮なんかの少し先。バス停で言うと、西参道と田母沢御用邸記念公園の間あたりである。駅の方から行くと、バス停の向かい側になるけど、金谷ホテルのカテッジインレストランの大きな駐車場があるから、迷うことはないだろう。でも入り口が判らない。上の三枚目の写真のように、門があるけど通行止めである。あれっと思って、表示をよく読むとレストランに入ってお金を払えと書いてある。
 
 そこでレストランに入ると、確かに歴史館入館の案内がある。そこで一人400円を払うと、メダルをくれる。そのメダルを入館口にいれると、バーを動かして中へ入れる。外国の地下鉄かなんかみたいなやり方。入って靴を脱ぐと、スリッパはないので靴下だけで回る。最初に歴史的なものを置いてある。そこから進むと、中の建物を案内してくれるんだけど、写真は不可。途中に建て増しされていて、元の侍屋敷は屋根が低い。外国人向けになって、建て増し部分は高くなっている。中二階があったり、小さいながらなかなか複雑である。
 
 庭に出られて、水琴窟などもあり結構いい。裏には滝もある。また見せてないけど土蔵もある。もともとの玄関は次の一枚目の写真。
  
 見終わってから、レストランで食事。カレーは百年カレーとは銘打ってないけど、似た感じ。「ハンバーグシチュー・パングラタン」はハンバーググラタンをくり抜いた丸いパンに入れたもの。3時からは、ベーカリーのパンを買って持ち込むこともできる。金谷ホテルは日光と中禅寺にあって、どっちも一度は泊りたい名ホテルだ。夏は中禅寺金谷ホテルが、いかにも避暑地のリゾート風で、ものすごく気持ちがいい。まあその分高いけど。ホテルのレストランで戸惑っている若いカップルを見たこともあるので、オトナっぽい振る舞いの出来ない人はまずい。(中禅寺金谷ホテル前のカフェ「ユーコン」も気持ちがいいところ。)金谷ホテルのお土産品(パン、レトルトカレー、クッキー、ジャム等)は高いから躊躇してしまうんだけど、確かに美味しい。あんぱん程度でも美味しいなあと思うし、それぐらいなら買える。箱根や浅間山の状態から、今年の3連休は日光へ来た人も多いらしい。

 食べてる時に雨が降ってきたので、早めに宿に向い、さっさと宿に入った。夕方にちょっと散歩。
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