尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

人生初、入院体験記①

2023年11月17日 22時14分16秒 | 自分の話&日記
 11月11日(土曜日)に「人生初の入院」をして、7日目の11月17日(金曜日)に退院しました。今日は「警報並みの大雨」という予報だったので、一番ひどいらしいお昼頃を避け午前10時過ぎに退院しました。その直前に夫婦そろって病院栄養士からの指導を受け、終わったらすぐタクシーで帰りました。(支払いなどは妻が先に済ませるよう指示されていました。)帰ってきて、一週間入れなかったお風呂に入り(清拭はしていたが、入院階にシャワーがなかったので)、溜まった新聞を読みました。

 案外早く退院出来て嬉しいです。現時点で後遺症などは全く見られません。雨が上がったら近所のドラッグぱぱすに行ったぐらいです。(15~17日がシニア1割引デーで、3ヶ月連続で利用すると医療品・化粧品の2割引券になる。)今日はホントは三遊亭好楽師匠の喜寿落語会のチケットを買ってました。文枝、鶴瓶、志の輔、小朝というスゴいゲストで、今日はそれを書くつもりでした。何も退院当日に書かなくてもと思いつつ、やはり忘れないうちに書いておくことにします。

 渡辺喜美氏の叙勲に関する記事を投稿したのが、今見てみると22時22分になっています。それをFacebookにリンクしようとしていて、突然字が書きにくくなりました。それでも何とか書いて投稿したのが、これも調べてみると22時34分。つまり10時半頃に発症したことになります。それでも何とか右手で打てたのです。ただ一番最初にパソコンを打ったときのように、一文字ずつ押さないといけなくなったわけだけど。ローマ字変換の打ち方を忘れたわけじゃなく、言語能力的にも問題ありませんでした。

 起ち上がってみると、右足もおかしい。本を読むのも諦めて、すぐに寝てしまいました。しかし、翌朝も同じ状態で自分でも「脳かな」と思ってしまいました。月曜にしようかと思いながら、妻が今行った方が良いと強く言うのでその気になって、近所の病院へ。状況を聞き取って、これは「脳梗塞の疑い」ですぐに大病院に行きなさいとして、電話で当たってから日本医科大学付属病院に紹介状を書いてくれました。タクシーを呼びましたと言われて、タクシーでそのまま病院へ。
(日本医科大学附属病院)
 文京区の根津神社の裏あたりで、しかし地名としては文京区千駄木でした。(スマホからの投稿記事は間違い。)そこにあるのも知らなかったけれど、内部は清潔で大きな病院でした。入院当時のことを詳しく書いていますが、要するに「土曜日の午前中には大病院に行っていた」ことが早く退院出来た最大の理由だと思っています。その後MRI検査を受け、「小さな脳梗塞」が確認されました。「小さな」というのは、本流じゃなく支流のさらに支流あたりの細い血管に詰まりが起こったということです。右手右足に指令を出すところだけがおかしくなったということでしょう。

 大部屋が空いてなく、その場合はかなり高い個室で良いかなどと聞かれつつ、実は最初にHCU(高度治療室)に入りました。これは今調べてみると「High Care Unit」のことで、あるサイトを見ると「脳の血管が剥離しかかっていて脳出血を起こすリスクがある場合や消化器系の急性期や手術後など、明確な生命の危機があるわけではないけれども、重症になるリスクの高い患者などの治療」を行うと出ています。自分の場合、生命に関わるとは最初から思ってないけど、場合によってはマヒが残るかもと思いました。医師としては「もっと重大な梗塞が起きる可能性もある」として血圧などの常時モニタリングが必要だと判断したのでしょう。

 そういうことで、点滴チューブ心電図オキシパルスメーターを装着し、さらに1時間おきに自動的に血圧を測定するよう設定されたカフ(血圧測定のため上腕に巻くバンド)を身に付けました。様々な検査もあり、まさかこんなことになるとは思ってもいなかったですが、測定血圧が非常に高い(180ぐらいあった)ので、自分でも驚きました。その段階では例えば入院関係書類のサインもフラフラする感じ。でも妻が代行するのではなく、何とかゆっくりと自分で書きました。

 そして血液サラサラ薬などの投入を始め…、その日唯一の食事をやっと食べました。ただスマホが自由に使えて外部と連絡は取れました。(充電器を持って来てるわけないから、翌日に妻が差し入れ。充電も自由に出来た。)テレビも見られて、土曜日だから出川哲朗の充電バイク旅などを(もちろんイヤホンで)見て、寝ました。だが、なかなか寝られない。寝付くと1時間経ってまた血圧を測り始める。ちょっと動くと心電図を測るための電極がずれたり剥がれたりして、機械がピーピー鳴り出す。寝られません。でもいつの間にか寝入って朝になる。そうしたら明らかに握力が戻っていました。(長くなったから頑張らずに一端終わり。)
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