始動直後に発生することが多いH3Cの不調だが、原因がわからない。
疑わしい箇所を順番につぶしていく方法をとっているが・・・
コンタクトブレーカの接点を確認すると、アーム側接点にかなり盛り上がった状態の荒れが出ていた。
と言うことは・・・
秘伝書によると、コンデンサーの容量が少なくなっている可能性がある。
コンデンサーを外さないと先へは進めそうもないので、とにかく外して容量を測定しよう。
でも、このタイプって半田付けなんだよなぁ
別に半田付けはぜんぜん問題はないんだが、かりに容量が抜けていた場合に予備のコンデンサーがない・・・
とりあえず宝物殿の電装品箱をひっくり返してみると、こんなコンデンサーが出てきた。
長期保管品には間違いないが、容量的には抜けている感じではない。
まずは外したコンデンサーの容量を確認して・・・
あれ?
結論から言うと・・・
もともと付いていたコンデンサーは抜けていなかった?
と言うよりも、0.35マイクロもあるんだけど・・・
接点が劣化していたコンタクトブレーカーは新品に交換して、コンデンサーは元に戻した。
実は、代替として用意したコンデンサーも取り付けてみたんだが、微妙にフライホイールの内側に接触してしまう。
取りつけ金具を曲げてまで加工したのに・・・
でも、ハーネスを引っ張り出して電圧測定をやったり、コンデンサーを元に戻したりしていたら、症状が出なくなってしまった。
これはまずい!!!
ハッキリとした原因もわからないままなので、再発しないと言う保証もない。
冷間時の始動直後に発生しやすいので、2時間程度放置してから試乗することにした。
普通に走るなぁ
問題はその帰りに発生した・・・
エンジンを始動させ走り出そうとすると・・・ストっ!
あれ?
止まった!
やはり再発したのか?
不思議なんだけど、その後はまったく問題なく走る。
信号待ちでも安定してアイドリングしているし、まったく不安なところを感じさせない。
とにかく店に戻って配線関係を再確認して、本日の作業は終了とした。
キャブレターのフロートチャンバーガスケット辺りから、ガソリンも滲んでいるので、キャブレターも外さないとダメだしなぁ
まったく、何時間かけているんだろう?