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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

アバター

2010-01-10 16:38:19 | 好きなもの・映画やDVD
昨日、夫とふたりで、映画を観に行きました。
アバター』です。

新聞で二度ほどレビューを読んで、これは、監督が巨匠だとか、3Dの画像が凄いとか、
そういうことを抜きにしても、「自分の好きな感じ」の映画にちがいないと思いました。
そして予感はあたっていました。 ひとことで言ったら、「すごく、よかった」です。

観終わってから、ずっと「パンドラ」のことを考え、今朝、起きたときも、すぐに
ネイティリのことを思いました。(パンドラは、地球からずっと遠くにある星で、
ネイティリはその星に住むナヴィ族の王女です)


観るのではない。そこに居るのだ。

↑は、映画のキャッチコピーですが、まさに、こういう感じがしているんです。
彼らは、「そこ」に居るんだと‥
(そして私の中では、「そこ」は地球から何万光年も離れたどこかの惑星でなく
たとえば、ナルニア国のような、たとえば指輪物語の世界であってもいいのでは
という気さえしています)


映画って、スケールが大きい方が感動が大きいのか、と言われれば、
実はそうでもないですよね?
日常の、ありふれた出来事にも涙がこぼれることがあるし、手を、握り返したり
見つめあったりするシーンに、多くの人が、自分の何かを重ねたりとか。
逆に、すごいCGの画像を見せられても、そこに「真実」がなければ、心は震えませんし‥。

この映画には、両方がちゃんとありました。
ちょっと、思い描くことができないような世界がきちんと造られ、そこには、
誰の心の中にもある、すごくシンプルで大切なことが、ありました。

だから、もうひとつの体。もうひとつの運命。 というコピーにも、
映画のラストシーンを思い出し、胸の真ん中が熱くなってくるのを感じます。


下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、
衛星パンドラにやって来る。

あらすじは、こんなふうに始まっていますが、このジェイクの設定が、
すごくうまいのです。
(どんなふうにうまいのか、書きたいところですが、これから観る方のために
やめておきます)
一番肝心の、ここのところがうまくいっているので、違和感やズレみたいなものを
私は少しも感じませんでしたし、ストーリーの途中で、何度も感心してしまいました、
なるほどねーと。

そして、今日のダーリン@ほぼ日で、糸井氏も書いていましたが、
 
 「ナヴィ族の体の大きさが、よかった」ということです。

そうなんです。そして、耳とシッポもよかったです。


アバター 公式サイトはこちらです。



コメント (4)
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