9日の土曜日、萩原千春さんの陶磁器展の初日にいってまいりました。
場所は、日本橋小舟町のヒナトノオト、その日梅雨明けしたと後から知ったのですが
ほんとうに、「夏」の1日目にふさわしい、素晴らしくきれいな空の色と強い陽射しでした。
個展のタイトルは、『夏のテーブル+レモンと空色』
案内はがきにはこんな文章が添えられていて‥
爽やかな色、軽やかな感触。
千春さんの器が、新鮮に進化しました。
毎日にぐっと寄り添う器です。
レモン、空色、の新色とともに、「進化」の具合を、ぜひとも自分の手で
確かめてみたいと思っていました。
ご存知の方もいると思いますが、うちの店長は、とても知りたがり屋さんでして(笑)、
個展に行く楽しみのひとつは(多くは?)作家さんに、いろいろ教えていただくこと
なのです。ふと思ったことや、長年疑問に思っていたことなどなどを‥。
私は、製作に関することよりも、作家さんが、つけるタイトルとか、コンセプトみたいな
ものにとても興味があって‥今回の新作を「レモン」とつけたのは、作品ができる前
なのか、それともできてきて始めて「レモンにしよう」と思ったのかを、最初に伺いました。
千春さんのお答は、どちらでもなくって(笑)、命名はディレクターさんだということでした。
なるほど~
私的には大いに納得です。
たっぷり時間をかけて楽しませていただいた後、カップ(でいいのかな?)を3つ
買いました。すこし前から、マグではなくって、湯呑茶碗のように、両手ですっぽり包んで
お茶が飲めるようなカップが欲しいなあと思い始めていたのです。
協議の結果(笑)、私はレモンが欲しくて、店長は空色の方‥
なので、空色二つとレモンひとつの組み合わせにしました。
翌朝、早速、ほうじ茶を入れて飲みました。唇へのあたりがとてもよいです。
そして、お茶を入れたときに、とても安心する重さになるのです。
(器だけだとちょっと軽いように感じるのは、中味を入れてはじめて完成、ということなのですね)
他にも、こんな使い方もできるなあと思い、アイスクリームを買いに行きましたよ。
バニラアイスにかかっているのは、今年のアンズで作ったあんずジャムです。
デザート用に使うのなら、寒天とか水ようかんもいいですよね、きっと。
こちらの中味は、金柑のはちみつ漬け
少量をお湯で割って‥(rが今朝、喉が痛いと言うので)
温かい飲み物はもちろんですが、冷たい水を、8分目まで入れて、ごくごくと
飲んでみましたが、その冷たさがすぐに手のひらに伝わってきて、ひんやり感が
とてもよかったです。
お昼ごはんの後には、アイスカフェオレも、この器で飲んでみました。
(空色の方が、コーヒー牛乳色との相性はよかったみたいです。)
カップとしてはわりと大きめなので、お料理を盛る器にも使えると思います。
18日(月曜)まで、ヒナトノオトにて。
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