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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

つながってた?

2011-08-09 16:42:50 | 好きな本

6月頃に、アーヴィングの『また会う日まで』を読んでいて‥
読み終わったら、rがおもしろいと言ってた、佐藤多佳子本を2冊続けて読もうと
思っていて。その計画とおり、すこし前に『聖夜』まで読み終わりました。

ここを見ると、『また会う日まで』上・下巻の間にも、別の本を読んでいたことが
思い出せて、便利です。


『サマータイム』『九月の雨』という初期の作品も読んで、佐藤多佳子さんの本を
4冊続けて読んだわけですが、一番よかったのは、最初はちょっと入りこめないなと
感じていた、『第二音楽室』でした。

中でも、一番最後の「裸樹」という作品がとてもよかったです。(少しだけここ
あらすじ書きました)

そして、ついに期待していた『聖夜』。
ページを開くまで、何の話かまったく知らなかったので、主人公とそのまわりが
オルガンをやっているということに大層びっくり!!!でした。

ここへきて、ぐるっと大きくまわって、『また会う日まで』に戻ってきた気持ちです。
だって、また会う日まで の、主人公のお父さんは、教会のオルガン弾きだったのです。

私ひとりだけの、チョー個人的な読書セカイですが、こういうふうに繋がっているって
すごくおもしろいなあと思うのです。

聖夜 の感想は、あの文化祭の演奏の日、友だちが誘ってくれて
本当によかった、と思いました。息抜きが、主人公にとっても、父にとっても、祖母にも
必要だったけど、毎日はまいにち繋がっているから、どこで、息を抜いていいのか
そのタイミングがすごく難しい‥。
だから、まるで、関係ないところにいた級友のロック少年の存在が大きいというか、
有難かったのではないかな。
これ以上書くと、未読の方にはつまらなくなってしまうのでやめますが、主人公の人生は
なかなか大変だなーと。
音楽が、彼のこれからの人生の支えになってくれることを心から願います。

(ストーリーとは直接関係ないけれど、時代設定が、ちょっとおもしろかったです。
私はロックに詳しくないけれど、夫にきくと、ジャストその世代ではないけれど
話の中で彼らが、バンドに対して感じていたこと、すごーくよくわかるって言うんですよ。)



そして、今は、また、なぜか、『ハリーポッターと死の秘宝』を読んでいます。
映画を観てきたわけでもないのに、です・笑。

この後というか、並行して、帰省先の四日市では北村薫本を2冊読んでくる予定です。
私にとってはお初、なんです。

たのしみ、たのしみ。

 

コメント (4)
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