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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

しあわせなじかん

2011-11-15 18:55:09 | 想うこと

先週の土曜日は、予告通り、石神井公園駅前へお出かけしました。
こひつじ文庫さん主催の「子どもへの読み聞かせ」のお話を聴くために、です。

お話をしてくださったのは、ブログを通して知り合ったこももさんと
ベテラン図書館司書さん。

講座の概要はこひつじ文庫さんのブログと、こももさんご自身が綴られた文章
読んでいただければなあと思いますが‥
私も、そのとき私自身が感じた気持ちだけは残しておきたいなあと思って。



でもどこから書いたらいいのでしょうー。

そうそう、キーワードは「共有」だなと、こももさんのお話を聴きながら
何度もなんども思ったのでした。

まず、絵本を読むという行為は、絵本そのものを共有している、ということから
始まって、絵本の内容や、その絵本を一緒に読んだ時間を共有し、
後に、その絵本を別々の場所でそれぞれが読んだ時に、かつて一緒に読んだなあと
いう思い出までも共有できる‥

それに加え、そういう思い出を持っている私たち「絵本友だち」は、
そうそうそうなんだよね、という同じ体験談をも共有できるわけで‥
「分かち合うことができるもの」の大きさに打ちのめされたというか、
大げさに言うと、その素晴らしにちょっとクラクラしちゃうような感じさえ、しました。

もちろん、子どもと共有するものは絵本でなくてもいいと思うのです。
ブロックとかで遊ぶのが好きなら、それを一緒に繰り返すこともよいし、何より
自分が好きなものがいいですよね? なんせ、共有なんですから。

その「好きなもの」が絵本であった場合、本当に楽しい時間は続き、
やがてそれは幸せな時間の思い出となって、いつまでも胸の中に残るのです。


*****


それにしても、こももさん、すごいなあと思うのは、
本を読みながら「笑う」だけじゃなくて、一緒に「泣いた」ということです。

私はそこがほんとにダメなところで‥泣いているところ、娘に見られるのは
恥ずかしいような気持ちがあって。
涙が出そうになると、なんかごまかしていたというか、そもそもそういう本、
読まなかったかもしれません。

もしも、少しだけ戻ることができるのなら、物語をもうちょっと一緒に読みたかったなあ。
エルマーのシリーズは読んで、その後、ナルニアの最初の方を読んだような
読まなかったような‥感じなので。

絵本の後の、おはなし(物語)まで一緒に楽しんできたこももさんとおにいちゃん。
おにいちゃんの中には、それまで培ってきたものが、ぐんぐん育ってきているなあと
強く強く感じました。

そして、自分にとってのすごくつらく悲しいことも、本を読むこと、読んでもらうことで
消化してきて逞しい子になったと思います、と言ったこももさんの顔はとても晴れやかで、
ひとりの絵本好きとしても、母親歴が一緒の同志としても、とても嬉しく、なんだか
私までもが誇らしい気持ちになったのでした。













コメント (2)
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