先週の金曜日は、小学校での読み聞かせ当番の日でした。
9月12日金曜日が2学期の初回だったのですが、私は都合が合わず、
2回目の19日が、私にとっての2学期第1回目でした。
1年生のクラスで3冊の絵本を読んできました。
選書の際は、秋らしい絵本を、ということで、最初の2冊を選び、
おしまいの1冊は、雰囲気の違うものを、という気持ちから選びました。
「万次郎さんとおにぎり」を教室で読むのは、3度目なのですが、
オトナの私が思うほど、1年生はこの絵本が好きかな、おもしろいと思っているかな
と、つい思ってしまうのです。
新米がとれて、そのお米で万次郎さんはおにぎりを作って。
元は新米だったおにぎりたちは、その「晴れ姿」をお日さまにみてもらいたくて
自ら、万次郎さんの家を飛び出していくのですが‥。
太陽の恵みや、新米のありがたさや、「晴れ姿」の意味が、子どもには
わからないのかなーと。
お勉強の時間ではないので、すべての意味をきちんと理解してなくても
もちろんよくって、跳ねていくおにぎりの様子だとか、おいしそうにおにぎりを
食べて、がははと笑う万次郎さんを見ておもしろいと思ったり、で十分では
あるのですけれど。
「14ひきのおつきみ」は、知っている子にはお馴染みのシリーズで、
なかには、兄弟全部の名前を言えたりするのかもしれませんが、あまり見たこと
ない子だと、誰が誰やら???かなーと思って、読み始める前に、
このねずみさんのおうちは、14ひき家族で、おじいちゃん、おばちゃん、
おとうさん、おかあさんが居るので、さて、ねずみのきょうだいは全部で
何人きょうだいでしょう?と軽い気持ちで、1年生に訊いてみました。
そしたら、「10匹きょうだい!」と、すぐに元気に言ってくれると思いきや、
意外に計算(?)に戸惑ってしまったようで、担任の先生が、これは引き算だよと
助け舟を出し‥、あれれと予想外の展開でした。
(終わったあとに、学習教室の先生をしている友に訊いてみたら、引き算は
まだ始まったばかりだから、とのことでした。ごめんね1年生。
ふいに、訊かれて、びっくりしてしまったのかもしれませんね)
余談ですが、今回この絵本を読む練習をしているときに、
夕暮れ時から、日が沈んであたりが暗くなっていく様子を、
よるがひろがっていく と表現していて、とてもいい言葉だなーと噛みしめました。
「にているね!?」は、馬と椅子が、ほんとに似ているかどうか、
先生も一緒に考えてくれて、思ったことを言葉に出して言いあって、
クラスの雰囲気がよい感じにほぐれたところで、時間がきました。