巷では「ごきげんよう」が話題になっているようですが‥。
美しい日本語っていいですよね、やっぱり。
先週土曜日に、この絵本を買って、そのなかみを
今、思い出していたら、なんとなくそんなこと思いました。
「おやすみなさい」って、
すごーく、やさしくて、すごーく、いい日本語ですよね。
今日いちにちのいろんなできごと‥楽しかったことも、つまらなかったことも
がんばったことも、がんばれなかったことも、全部いったん体の中におさめて
今からは、今日いちにちの自分をゆっくりといたわってあげましょう、休ませて
あげましょう、っていう心使いが感じられて。
決して上から押し付けるのでなく、でも、誰かから守られているような
安心感に満ちた言葉です。
おやすみなさい。
思い出せるよい絵本、まだまだありますねー。
絵本を読んで、一緒にかたわらで眠れるような小さい子が居る方には、
そのしあわせを、ほんとうにほんとうに、思う存分味わってもらいたいなあと
思います。
その「渦中」にいる時は、いったいいつまでこういう毎日が続くのだろう、
いったいいつになったらひとりでゆっくり眠れるのだろう、と思うと思いますが、
(私なんてほんとに毎晩思っていましたから)
幸せな時間は、過ぎてから「あっ」、って思うようにできているのです。
そうじゃないと、幸せ時間に長居し過ぎて、先に進めなくなってしまうから。