2月11日祝日。連休最終日に六本木へ出かけました。
寒々しい日で‥地下鉄乃木坂駅から六本木ヒルズへ向かう間、
ほとんど歩いている人を見かけなかったので、きっとヒルズに着いたら
どこからこんなに人が来たんだろうと驚くことになるのだろと
思っていたところ‥それほどでもなく。
ふーん、と思っていたら、北斎展のチケット売り場に人が溢れていたのでした。
そもそも、私は(なんで)北斎の絵が観たかったのかなと、自問。
年末に前売り買ったのは、3つの理由からでした。
その1.北斎の描いた「ひまわり」があり、シンシナティ美術館からその絵が
やってくると聞いたこと。
その2.すこし前に(調べてみたら1年半くらい前の2017年9月でした)
NHKのドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』を観て、その長生きぶりに
驚いたこと。
その3.北斎の研究者である永田さんの、いわゆる「永田コレクション」を
東京で観ることができる最後のチャンスということ。
見応えは十二分でした。
美人画と富嶽三十六景くらいしか知らなかったので、『北斎漫画』や動植物を
描いたもの。また、絵のお手本帖や、根付のデザイン画までと、その多方面にわたる
シゴトぶりに、おおいに驚きました。
1月は「日暮し同心始末帖シリーズ」を読んでいたので、江戸時代の暮らしに
興味津々で‥そんなこともあって、楽しみが増したのかもしれません。
すみだ北斎美術館の次の展示(4月23日~)『北斎のなりわい大図鑑』
にも行ってしまおうかなーなどとも思ったり(笑)。
展示替えが全部で4回(!)とか、前売り券持っていても、当日販売と同じ
ラインに並ばなくてはならないとか、ムムムと思う場面もありましたが、
HOKUSAI UODATED というタイトルは、実は今回の展の内容をうまく
表しているなあと思ったのでした。