セカイのムラカミだって、こんなふうに書いている。僕は今でも、この今に至っても、自分が父をずっと落胆させてきた、その期待を裏切ってきた、という気持ちをーあるいなその残滓のようなものをー抱き続けている。
父親との間の確執を認めたうえで、父がどのような人生を歩んできたのかを自分なりのやり方で確かめるために書いた短編。私自身が、私の父親に、フツーの態度で接することができなかった自分を省みたときの敗北感や挫折感に似た気持ちがすこし薄らいだ、のは本当の気持ち。私も(いつか)書くことで、整理していかなければと思う。
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