少し前の夕刊に載っていた案内を見て、行きたいかもと思っていたところ、
こちらのブログの紹介に背中を押され‥日曜日に出かけてきました。
↑のような衣装がたくさんあるのかなと思っていたら、
こういう「ひとそろい」の展示はほとんどなくって‥
でも、帽子や、靴や、ベストなどなど、とても人の手によって
作られたとは思えない出来栄えのものばかりで‥
中でも、とても手が込んでいて、気持ちを惹かれたのが「子守帯」の
数々でした。
子守帯とは、子どもをおぶってくるむ帯のこと で、
おんぶしたときに、昔おばあちゃんがよく上から着ていた「ねんねこ」と
「おんぶひも」が一体化したみたいなものに、私には思えました。
ただの帯よりは、幅が広くて、それだけで十分支えられるし、
防寒の役目も果たすし、装飾性もあり、おまけに邪悪なものから
こどもを守ってくれるという、意味合いも備えている、すごいものです。
幼いころより、女の子は針仕事を覚え、14,5歳になるころには、
お嫁入りのために、この子守帯を縫い始めるという説明もありました。
技術を駆使し、より美しいものを作れる女の子が、よいお嫁さん候補と
いうパターンです。
子守帯は受け継がれてもいくそうです。
母の背中で、その帯の中で、大きくなった子供が、今度は自分の
子供を同じ帯でおんぶする‥
社会的な背景や、日々の労働のことなどを思い合わせれば、
手放しで、素敵などと言える類のことではないのはよくわかっていますが
それでも、ひと針ひと針の思いをこめたものを次の世代が使って
くれるというのは、素直にいいなあと思ってしまいました。
この展示は、飯田橋の日中友好会館にて、2月22日(日)までです。
なかなか見ごたえありますよ。
☆おまけ☆
会場の奥には、中国に少数民族についての説明パネルがあり‥
そこを見ていたら、「少数」といっても、(たしか)ミャオ族だったら
その支族もいれて、300万人も居るのですって!
びっくりでした。
一番すくないところでも、7万人と書いてありました。
中国って、すごく大きいということを、あらためて実感したしだいです。
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行こうかなあどうしよう?と思っていたときに
huiziさんのブログで紹介していたのを見つけ、
それならば、やはり出かけてこなくては、と
思ったしだいです。
またしても家族3人で出かけたのですが、
そういう「構成」で見にきている人はいないようで‥
うちの娘は、わりと浮いてました・笑
でも、どんな刺繍が実際に使われているかの説明を、
自分の保存用として持ち帰ってきたので、
彼女なりに「感動」したのだろうなあと推測しています。
来週あたりと思っていますが、会期が長いとついうっかりしてしまいそうで、気をつけなければ。
以前に別な展示で「子守帯」を見たことがありますが、
子供を宝と思っているのがよくわかりますよね。
刺繍ではないのですが、ため息の出るような子供服が青山の「もりた」さんにあります。
ついでの時にでも見に行ってください。
(とうぶん売れないと思いますので、あわてずに:笑)
そうそう、中国の「少数民族」って、日本人の感覚からするとちっとも「少数」ではないですよね。
私も前に雲南を旅行中に「何族だ?」と聞かれたので「日本族」って答えておきました。
モン族の方たちも、とても手がこんだ素晴らしい
縫物をしますよね。
文字を持たない民族は、刺繍で、その国の歴史物語を
布に残したりもするそうだし‥
一緒に見に行った夫が、限りなく細かいクロスステッチをみて
人が作ったものとは思えないとおどろいていましたが、
ステッチとか、こぎん刺しとか、編み物とか、
ある種の規則性を持ったものに、女の人はひきつけられ、
最初は大変なんだけど、その規則を熟知することが
快感に変わるのでは、と私はひそかに思っているのです(笑)
ブックマークの件、もちろんOKです。
どうもありがとうございます。
嬉しいです♪
この展覧会、琴子アンテナにもひっかかっていたのですね~
とても落ち着いた、ちょうどいい大きさの展示でした。
ここに載っているような女の子たちの衣装も
あると、さらによかったのですが‥
ビデオから流れる映像も見てきたのですが、
なんか、共同作業の楽しさを、そこから感じて
しまいました。
本文にも書きましたが、実際にそこで暮らしていくことは
決して楽じゃないとわかっていながらも‥DNAに
刻み込まれた郷愁なんでしょうか‥?
私も映画で「モン族の少女 パオの物語」を観たことがあります。
女性の生き方も、国によって民族によって
ほんとうにいろいろ何だなぁと思いました。
それから、是非ruca様のブログを
私のブックマークに入れさせてください!
よろしくお願いいたします!
わたしも、このちらしをもらって、ずっと行きたい行きたいと
思っているのです。
かわいいなー。
ちょうど秋だったかに、『中国56民族手帖』を
図書館で借りて、その個性的で鮮やかな衣装に
釘付けになったところです。
そして、**族の多いこと!
「少数」の桁数の違いに、今また、あらたに驚いています。
しかし、このめんこい子たち、頭重くないでしょうか、ね(苦笑)