黄色い花は本当にたくさんあります。これは、メランポジューム…たぶん。黄色の花が多いのは、昆虫の好きな、花粉の色と関係あるのかな?花の形も同じような形の花が山ほど。これも子孫を残すための花の戦略?けなげです。
1992年に出版された「エコロジカル・ダイエット」生きのびるための食事法 角川書店は
ジョン・ロビンズによって書かれました。
巷にあふれているダイエット本かと思えば、牛はどうやって牛肉になるのか?にわとりはどんな風に育てられてトリ肉になるのか?豚は?卵は?綿密なリサーチによる情報提供の1部
2部は、「短命食、長命食」を、各国のデータをあげて検証していきます。
彼の結論は、ベジタリアンがもっとも長命食ですが、彼自身は31アイスクリームの社長の息子。卵も牛乳も食べない方が良いと説いています。
3部は世界はつながっている
「飢餓が起こるのは充分にいきわたる食糧がないからだと普通私たちは思っている。
しかし…世界中のウシが消費する食糧だけでも、八十七億人が必要とするカロリーを供給することができる。
…家畜の飼育に資源がかかりすぎるために、人間に食糧がいきわたらないと言う状況が生まれている。そういう状況では、誰もがそのうち自分が食べられなくなるのではないかという恐れを覚える。だから、地球上に飢える人間がいるかぎり、わたしたちはびくびくしながら生きなくてはならない。戦争を起こすのは、こうした恐れである。
・・・・恐れとはまさに病気である。核弾頭はその症状にすぎない。こんな恐ろしい武器を私たちにつくらせ、そなえさせるのは、恐れでなくて何であろう?恐れを減らすためのあらゆる努力が、戦争を起こりにくくする。日々の暮らしを変えることによって、世界に蔓延する恐れを本当に減らすことができるのだということに気づいたとき、私たちはすでにその努力をはじめている。」
92年当時と比べて世界の肉食人口は増え、トリインフルエンザはまさに、ブロイラー飼育法に対する自然の復讐ともいえます。コストを安く上げるため、狭いトリ小屋にたくさん詰め込み、病気が発生するので大量の抗生物質をえさに混ぜ食べさせる。耐性菌のあるウィルスが発生するのは、自然の成り行きだと思います。ロビンズの恐ろしい予想は、現実の物となりつつあります。
ベジタリアンになるならないはともかく、今の世界の食糧供給がいびつなことは確かです。
洞爺湖サミットは終わりましたが、自分のできること、なんでもやってみようと思っています。
また、音楽の出来ることはなんでしょう?
最後にロビンズはバーナード・ショーの言葉を引用しています。
「自由とは責任である。だから、ほとんどの人間が自由を恐れるのだ。」