音楽の喜び フルートとともに

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保育園コンサート

2008-10-24 22:31:53 | コンサート

近所の保育園の庭に石榴(ザクロ)がなっています。赤くてピカピカ。とってもみごと。息子はざくろが大好きですが、我が家ではなりません。流通していないので、友達に頼んでわけてもらいます。中も、ルビー色の実がびっしりなっていて、美しいです。祖母の家にもなっていました。懐かしい色と味です。

今日は保育園でフルートコンサート。
ディスニーメロディに、モーツアルト、白鳥。そして、ドビュッシーの月の光と、絵本の読み聞かせでコラボ。
4歳児~6歳児は晴れていたら公園にお出かけするはずでしたが、雨で残念。
「今日は音楽を聴きなさいってことですねぇ。」と園長先生。
地域の親子連れも交えて100名ほどのコンサートになりました。
「0歳児は入れたらまずいでしょうか?」園長先生の心配そうな声に
「ぜひ、入れてあげてください。0歳から1歳の子ども達が一番、音楽を聴いてくれるんですよ。」
園長先生、とたんにうれしそうなお顔
「もしかして騒いだりしたら、途中で退席するかもしれませんが。」
「きっと、大丈夫ですよ。」

昨日までドキドキだったパートナーのピアニストさんも、本番はどうどうと、落ち着いてさすがの演奏で、フォロー私も安心して演奏できました。
読み聞かせのYさんも、普段やったことの無い、司会までお願いされて、たいへんだったと思いますが、暖かい司会ぶりで、子どもたちもどんどん巻き込んで楽しい場をつくりあげてくれました。

保育園での演奏は本当に力をもらえます。
人を信じる力、音楽を楽しむ力、新しいものを受け入れる力。

後半、ポニョとさんぽで子ども達は、とにかく大合唱。みんな大声で、お口を大きく開けて。こういう子ども達の声を、なぜそのまま伸ばせないのでしょう?

恥ずかしい。照れくさい。どうせ、わたしなんか。全部、比較と競争の中から出てきた言葉。好きなもの好きと、楽しいことを楽しいと言わないのはなぜでしょう?
自分に言うことは人にも言う。あんなんで恥ずかしくないの?あんたなんかたいしたことない。
人には言わないというのは嘘。心のシステムは変らない。口に出さないだけ、心の中で言っていても、同じ。
私も恥ずかしいと口に出す数ほど、いや、もっとかも。心の中で人にも言ってきました。

演奏が終わってから園長先生に聞きました。「0歳児、1歳児さんはどうでしたか?」

「あの子達が、こんな風になるなんて知らなかったわ。目新しいというか、新しいものへの興味で、全身で聞いていましたよ。びっくりしたわ。ほんと、おっしゃるとおり、一番聴いていましたよ。音楽の力ってすごいですねぇ。」

こどもたち、気づかさせてくれてありがとうございます。先生たち出会わせてくれて、ありがとうございます。仲間達へ一緒に演奏してくれてありがとうございます。
素晴らしい子ども達、素晴らしい先生達、素晴らしい仲間たち。
私はこんな機会をもてて、本当に幸せです。