音楽の喜び フルートとともに

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おさな心の君

2008-10-28 00:13:55 | 哲学

冷蔵庫は早くても水曜日。しかも奥行きが3センチ長くなります。シンクの並びにピッタリなものをと選んだのに。狭い我が家には3センチでも大問題。それにしても、電化製品の故障って以前に比べて多くなったと思いせんか?新品と交換するということは使える部分も廃棄するっていうこと。こういう使い捨てって、心が荒れると思いませんか?作っものや、作った人への感謝や、愛着って、物つくりへの原動力になるんじゃないかな?故障が多くなったのと使い捨てはつながっていると思います。
究極の人による手作り品。音楽を演奏する者としては、受け入れ難いものがあります。

エンデの「ネバーエンディング・ストーリー」ではファンタージェンを闇が侵略してきます。それを守っているのは「おさな心の君」。彼女とファンタージェンは、普通の男の子の信じる心によって守られます。

闇とは、こういう荒れる心、無気力さ、絶望感。目の前の欲望の前に、物を使い捨てる、人も使い捨てる、兆単位のお金が、生産や労働とは全く関係の無い投機によって、一瞬にして消え去ります。
先進国に生きると言うことはこういう世界を支えている、加担していると言うことなんだとつくづく思います。

この中で、あきらめない。期待し信頼し続けると言うことが、大人である私に課せられた試練なんだと思います。