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不老長寿

2010-10-15 20:59:37 | Weblog

秋の季語、菊。実際には、いろいろな菊が年中咲いています。一万種類!
しかし、これは小菊。大概の人が、秋の花、小菊と聞いてイメージするのはこういう花ではないでしょうか?秋の空気がようやく感じられるようになりました。

日本では、菊は不老不死の象徴。菊慈童は何年経っても子どもの姿で、生をたもっている菊の精です。
お金と、地位を得たものが、次に求めるのは不老不死のようです。
始皇帝や、エジプトの王族不老不死を求めて世界中を調査した権力者はたくさんいます。

菊や、樟脳など植物の中には、不老不死とまではいかなくても、虫食いや劣化を防ぐ物質が含まれていましたが、古くから結構信じられてきたのは、鉱物。

金属は、人間が老いてるよりも長く姿を保っているものが多いです。
エジプトのミイラを調べると、よく鉱物が体から出てくるそうです。毒殺ではなく、薬として処方されて飲んだそうです。
長生きすると本気で信じられていたそうです。

ヨーロッパでもその伝統はあり、若くして成功したパガニーニは胃腸が弱く、若くから水銀を処方されて飲み続けていたそうです。おかげで、中毒症状でバイオリンは弾けなくなって引退するし、それが原因のネフローゼで亡くなったとか。

日本でもいろいろな健康薬品があふれていますが、安全性には充分にご注意あそばせ。