実家のオリーブの実、前に来た時には緑だったのが、褐色に色づいていました。
父が「おいしそうに見えたから、口に入れてみたら、苦くてまずかった。やっぱり塩漬けか、油でつけなあかんねんな。」と言っていました。
田舎で農作をしていた父は、植物については自信があるらしく体験主義。
しかし、それにしては失敗して、「枝切りすぎ!」とか、「獲ったらあかんっていうてるのに!」とかよく母に叱られています。
ネットで調べたら、塩漬けはあく抜き半年。苛性ソーダを使えば、1週間くらいで食べられるそう。教えてあげようかな?早くしないと、また父がよくわからないまま出発して、叱られそう。
今日は、30日のコンサートの打合せ。
宮城道雄の「春の海」、「小鳥の歌」。
須山先生編曲の「子どもの歌」「秋の子どもの歌」を無理矢理フルートとお琴に編曲。
「春の海」は、何回も一緒にやっていますが、母は真面目過ぎて、ガチガチにテンポどおりにするので、いつも、「ちょっと、待って。」「そこは早めに。」とか「中指に力を入れて。」とか、大汗かいてあわせてもらいます。ちょっと険悪になる時も・・・。
若い頃はよくけんかしました。しかし、最近はお互い丸くなったのか。寸前までで鎮火。ちょっとは認めてくれているのかな。
「小鳥の歌」は何年ぶりか。こっちはまだまだ。練習することになりました。
須山先生の2曲は、かなり無理矢理。琴の1stを私、2ndを母。変なところは、入れ替えたりしますが、問題は、「秋の子どもの歌」。1stと2ndお琴の調子が違う。つまり、同じ1弦を弾いても違う音が出るので、表記の音符を5線の音に戻して、同じ弦を探します。
学校から帰ってきた姪まで、入ってきて、あーでもない、こーでもないと、論議が始まります。
思い出しました。結婚した相手は、口数すくないので、息子たちも静か。大騒ぎするのは、私だけ。しかし、実家は、みんなうるさい。取り合いでしゃべるので、うかうかしていると、自分の番は永遠にきません。
久しぶりのエキサイト。
アンコールは宮城先生の「チョコレート」にしました。
母が弾いたら、思い出がこみ上げてきました。
4歳の時、初舞台。御堂会館で歌いながらお琴を弾きました。隣にはもう亡くなった祖母。
間違えたら初めから弾きなおして、3回も弾きました。家で弾くのも会場で弾くのもじぶんとしては変らす、祖母はニコニコしていて、終わったら母がソデでまっていて、だれかがくれたかわいい犬のぬいぐるみを渡してくれました。
「大成功!やったー!」っていう記憶です。
こんな感じでお気楽に続いてきたんだなぁ。3回も弾きなおすなんて大失敗の記憶であってもおかしくないのに。まぁ、お気楽な家族のお気楽な妄想ってことで。