音楽の喜び フルートとともに

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リュリのシャコンヌ

2021-11-28 22:04:15 | バロック
ハナガササンゴ属沖縄の海の中にいます。
軽石襲来のせいか、浜辺に打ち上げられていました。



ジャン=バディスト リュリ(1632-1687年)

トスカーナ大公国フィレンツェ生まれ、フランス王国パリ没
ギター、ヴァイオリンを独学で覚え、14歳の時に、ギース公ロジェに見いだされ、フランスへ行きます。

グランドマドモアゼル、アンヌ マリー ルイーズ ドルレアンに仕えながら音楽教育を受けます。
1652年に「王の夜のバレ」に出演するとルイ14世に気に入られ宮廷作曲家、踊り手、器楽奏者になりました。

太陽王ルイ14世(1638-1715年)
以来、バレを一緒に踊るなどして寵愛を一身に受け、次々とバレ、オペラ、コメディバレ、抒情悲劇、宗教曲を書き、上演します。

バロック音楽の通奏低音で音楽を推進していく方法を縦横無尽に使い、その方法を構築して、その後の音楽に多大な影響を与えました。

舞台のクライマックスでシャコンヌやパッサカーユが使われ、メヌエット、ブーレ、パスピエ、ガボット、ジーグ、サラバンドなど新しい舞曲を取り入れ、アルマンドのようなルネサンスの古い舞曲は2/4にするなど、新しくリニューアルして使いました。

先日ブログに上げたペルー由来の明るく快活な舞曲のシャコンヌに悲哀を与えたのもリュリです。