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バッハデイリベンジ会バロックトランペット編

2022-04-29 21:57:16 | バロック
今日は、バッハデイのリベンジ回
先月の続きでオールバッハプログラムでした。


場所は萩原天神の近くの「いつもの処」
ソロ部門で無伴奏フルートパルティータを演奏しました。 
それからお楽しみ。

リコーダー属と
先月約束されていたバロックトランペット、442hz

あれ?思っていたよりも小さいです。

小さなおもちゃのトランペットを並べてみました。
そっくり!


バス、バリトンリコーダーのほうが、ずっと大きいです。

他のどの楽器より小さくてかわいいです。

バッハのブランデンブルク第2番は、一楽章と三楽章がこのバロックトランペットが活躍します。
大きな音はでません。
高い音がします。

バルブが無いので、口の調整だけで高音から低音まで吹き、トリルも口でやります。

制作者で演奏者の安江さんは、口が疲れるので、長い時間を吹き続けるのは、無理だと言ってました。

ホルンとの区別が、無かった時代にはトランペット奏者がすべての金管楽器を演奏しました。

そしてトランペット吹きの給料が1番高かったそうです。

なので、トランペット奏者を何人抱えるかが富と権威の象徴でした。

金管楽器の低音から高音までをバロックトランペット奏者が1人ですべて受け持ったので給料が高いのは当たり前ですよね。

それに口だけでバッハのブランデンブルク協奏曲のような曲を演奏するのは大変だったと思います。

安江さんは、バロックの古楽器の管楽器、リコーダー、トラヴェルソの修理から、製作をすべて一人でするそうです。
なかなか儲けがでないので、別の仕事と掛け持ちだそうです。
興味のある方は久米まで、ぜひご連絡下さい。

大きな旋盤で金物を伸ばしたりしていると近所の人から音が大きいと注意されるので、公園でやっていると警察に不審者扱いされたりしたそうです。
そんな困難にもめげず、古楽器を愛し、修理、普及に努めています。

と言っても、安江さんの楽器を買ったり、修理に出せない人も「いいね」をしたり、斜め読みしてくれるだけで、アカウントが上がってみんなに読まれるので応援してくれることになるので、とってもうれしいです。読んでくれるだけでとっても感謝しています。

そして今日のご紹介は、やっぱりバッハのブランデンブルク協奏曲第2番。
これはバロックトランペットと言っても、バルブがついているものです。
バルブ無しのトランペットで2番を演奏するのははっきり言って「神技」です。
高給取りだったのも納得です。