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タバコ工場の女たち

2022-04-21 21:51:57 | ロマン派
東寺の弘法市にGさんと行ってきました。
mさんは、忙しくてお休みが取れませんでした。残念。

お参りして、


ソーシャルディスタンスで店舗の間隔が大きいです。

変わった太鼓売ってました。



途中でお坊さまが…。

新幹線にミニカー、筆、絵葉書。
選ぶのに必死。

店舗も人も街も喧騒が少し戻っていました。

ジョルジュ ビゼー(1838-1875年)
フランス王国パリ生まれ、フランス共和国ブージヴァル没

の歌劇「カルメン」はプロスペル・メリメ(1803-1870年)フランス共和国パリ生まれ、フランス共和国カンヌ没

が1845年に書いた「両世界評論」で発表した全4章の中編小説をオペラ化したものです。
メリメは二度のスペイン旅行を行い、一回目の旅で思いつきます。

「カルメン」は1875年3月3日、パリのオペラ=コミック座で初演されましたが、不評でした。
ビゼーは改作してウィーンで公演する契約を引き受けましたが6月4日に心臓発作を起こして急死します。

エルネスト ギローが改作し、ウイーン公演にこぎつけると大人気になり、フランスオペラの代表作になりました。

カルメンはスペインセビリアのタバコ工場で働く女工です。

実際に1770年セビリアには王立のタバコ工場が作られ、多くの女工がタバコを巻く作業をしていました。

今も残る建物は、法科大学になっています。




1830年には世界最大の規模で4000人が働いていました。
男性の作るタバコよりも女性の作るタバコのほうが丁寧で品質がよかったので、作り手の半数は女性でした。

女性の職場が少なかった当時、貴重な女性の社会進出の場としての役割をになっていました。

とはいえ、劣悪な労働環境に加え、カルメンは最下層のジプシー。
軽んじられ踏み潰され差別される者
カルメンと女工たちの喧嘩のシーンはエネルギーが噴出しています。