27日は、葛原睦子さんと、なかまたちの演奏会に行ってきました。
御堂筋を久しぶりに歩きました。見えにくいけど、大川にアクアライナー。行楽シーズンで楽しそうな観光客がたくさん降りてきました。
御堂筋の銀杏並木が美しい。
ギンナン見っけ!落ちるそばからひらっている人がいて、あまり落ちてないんです。
池田市民会館でロマンティックコンサート「なにわの愉快な仲間たち」と、銘打ったコンサートは、マンドリンの葛原さんとテノールの井澤章典さん、同じくテノールの清原邦仁さん、ピアノ江口由味子さんの4人で毎年開かれていて、もう6年続いているそうです。
お茶付きの、気楽なサロンコンサートですが、大勢の人たちが詰めかけ、イベントホールはいっぱいに。
葛原さんが安定したテクニックと、美しい音色でムニエルの「マンドリン協奏曲第1番」、カラーチェの小品を演奏。
華やかなテノールの清原さんと、柔らかい声のテノールの井澤さんの対比もおもしろく、3時間を越すコンサートもあっという間でした。
清原さんのリゴレットのマントヴァ公の「ほおの涙が」圧巻でした。
nel con piu(うつろの心=もはや私の心には感じない)変奏曲は、ベームがフルートのためのヴァリエーションを書いていて、とってもヴィルトゥオーゾの技巧的で華麗な曲ですが、一度テーマを生歌で聴いてみたかった。果たして美しくて感動ものでした。
井澤さんが選んだ曲は、木下牧子さんの歌曲や合唱曲。
私は不勉強で知らなかったのですが、合唱コンクールの課題曲などで活躍されているそうです。やなせたかしさんの「さびしいかしの木」や、岸田衿子さんの「たけとんぼ」、立原道造さんの「夢見たものは・・」などなどを何曲かうたってくれました。
井澤さん曰く「暗くて、どこにも救いの無いような詩に、明るい希望の刺すような曲を書いているのが、とてもいいのです。」
なるほど、どの曲も心に気持ちが行く感じがします。
楽器は言葉がないけれど、言葉のある良さがよく出たコンサートでした。
本当に楽しかった。
マンドリンクラブの同期や、先輩や後輩も来ていて、休憩や、帰りも一緒。思い出話をしたり、音楽について話したりして、楽しかった。
音楽を愛し、生活の一部にしている仲間は、長く会っていなくても、またすぐ話ができてやっぱりいいものです。
コンサートを開いてくれた葛原さん、江口さん、清原さん、井澤さんに感謝。
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