ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「天空からの招待状」、台湾とその環境破壊を空から撮影した快挙

2015-01-03 18:34:08 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

ドキュメンタリー映画好き ☆☆☆☆

台湾の空撮好き ☆☆☆☆☆

台湾の政府機関「国道新建工程局」の職員で、空からの撮影を続けてきたチー・ポーリン監督が、環境破壊を目の当たりにするにつれ、自ら発起3年かけて貴重な映像を撮りつくした。

台湾は、日本からすればかなり南の島だが、山では冬雪が積もる。

台湾の大半は山で、結構険しく、その空撮風景は壮大なものだ。だが、近年の天災や人災によって、その雄大な自然も徐々に崩壊しつつある。

台湾も、西の中央部は、観光化されるほどの風光明美だが、それ以外の奥地は険しい。東の花蓮には、タロコ峡という観光地があるが、そこは開けているものの、山の険しさは垣間見れる。

後半は、都市部の撮影に切り替わり、工業化などで環境が破壊されている様が描かれ、他人事ではない心配な事情だ。

自然豊かと思われる台湾も、環境破壊先進国のようだ。

雄大な景色と環境破壊、これを真摯に描き、台湾人たちは、自らの立ち位置を振り返っていることだろう。

日本でも、このような企画があれば見てみたいものだ。

優秀な映画「セデックバレ」の音楽担当者が音楽を担当、歌もその主役を務めたリン・チンタイが熱唱。雄大な風景にマッチして、素晴らしい雰囲気に浸れる。

なぜか、滋賀県大津ではや上映とは、至福の時間であった。これは、劇場で見るべきだろう。



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