「あと1センチの恋」、幼馴染の二人、12年間も近くにいながら

おススメ度　☆☆☆

恋愛映画好き　☆☆☆☆

イギリス・ドイツ合作映画。

後ろの席の女の子たち、泣けて涙止まらなかったと言っていた。それだけ胸きゅんな映画です。

６歳から一緒に育ってきた二人、お互い心が通じ合い、二人でいると癒される仲だった、なのに。

ロージーとアレックス、イギリスの田舎町で育ち、医者とホテル経営が夢の二人。アメリカボストンへ留学しようと夢を持っていた。無事二人は合格、夢がかなうかに見えたが。

高校卒業のパーティで盛り上がり、ロージーは酔っ払って、ほかの男と一夜を共に。

このときの、コンドームを巡るエピソードは笑えるが、ちょっと、エッチ過ぎ。

それがもとで、妊娠、男は責任取ってくれないは、結局自分で育てることに。

これで、留学の夢も、アレックスとの恋もおじゃん。

だがそこは、イギリス。

アレックスは、ボストンで恋人ができるは、こどもはしっかり大きくなるは。

それぞれの道を歩んでいるはずだったのが。

後半、この二人の出来事が弓矢のごとく、素早く進んで、あれよあれよのまに、子供も恋愛する年頃に。

このテンポの良さが、まさにさばさばした恋愛感情、そして１２年もキスをしていなかったという現実から覚醒してというだんどり。

で、日本の題名通り、1センチの距離にいながら一緒になれないもどかしさ。

それにしても、音楽の使い方がうまい。

恋愛映画の王道を行く映画だ。

原作は、「P.S.アイラヴユー」の原作者セシリア・アハーン、なるほど。