おススメ度 ☆☆☆
大人の(でもプラトニック)映画好き向き
フランス・ベルギー合作、英語圏俳優が多いせいか、英語版。
ルコントは、大人の立ち居振る舞いを繊細に描くことで、愛のような複雑な感情を表現する監督です。
今回は、舞台が1912年頃のドイツ。鉄鋼業を経営する社長、新しく入った新入生の力量を見込み社長宅の勤務を命じる。
当然豪邸で、若い妻と幼い息子もいる。
そんな華やかな時代を背景に、貴婦人のあでやかな風情に圧倒され、恋心を抱く青年の心を描いていく。
原作はツヴァイだが、そこはルコント。香水をモチーフにするなど心憎い演出だ。
更に、音楽が場面を盛り立てる。ベートーベンのピアノソナタなど恋の語らいにもってこい。
ところが、夫がそれに気づいたせいか、南米へ転勤を命じる。
2年後と二人は約束して、別れる。
しかし、第一次世界大戦がはじまり、延長され、手紙もとどこおり、この恋は終わりかに見えたが、……
ちょっと余韻のない結末。
ルコントらしいところが随所にみられるが、今一つの感。
レベッカ・ホールが、若き人妻の色香を漂わせている。
大人の(でもプラトニック)映画好き向き
フランス・ベルギー合作、英語圏俳優が多いせいか、英語版。
ルコントは、大人の立ち居振る舞いを繊細に描くことで、愛のような複雑な感情を表現する監督です。
今回は、舞台が1912年頃のドイツ。鉄鋼業を経営する社長、新しく入った新入生の力量を見込み社長宅の勤務を命じる。
当然豪邸で、若い妻と幼い息子もいる。
そんな華やかな時代を背景に、貴婦人のあでやかな風情に圧倒され、恋心を抱く青年の心を描いていく。
原作はツヴァイだが、そこはルコント。香水をモチーフにするなど心憎い演出だ。
更に、音楽が場面を盛り立てる。ベートーベンのピアノソナタなど恋の語らいにもってこい。
ところが、夫がそれに気づいたせいか、南米へ転勤を命じる。
2年後と二人は約束して、別れる。
しかし、第一次世界大戦がはじまり、延長され、手紙もとどこおり、この恋は終わりかに見えたが、……
ちょっと余韻のない結末。
ルコントらしいところが随所にみられるが、今一つの感。
レベッカ・ホールが、若き人妻の色香を漂わせている。