ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ビッグアイズ」、大きな目をした女の子の絵をめぐる夫婦の物語

2015-01-30 17:11:54 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

ファンタジー映画を撮らせたら一品のティムバートン。

今回は、実話ものに挑戦。おかげで、ティムバートンらしさは影をひそめてしまった。

クリストフワルツとエイミーアダムスの演技合戦の体をなしている。

大きな目をした不思議な少女の絵、何かこちらを見つめられているような錯覚に陥る不思議な絵だ。この目がいくつも、沢山出てきたら、実はちょっと気持ち悪い。

で、この映画の主人公は、現在も87歳で健在。北カリフォルニアのワイン畑で、今も、絵を描き続けているそうな。

この映画の後半で繰り広げられる、裁判騒動も現実のものらしい。

バツイチ同士、絵が好きということで結婚した二人。

だが妻は、絵はうまいが、口下手で、内向的。

その点、夫は、絵は今一つだが、絵の売り込みに抜群の才能を生かす。

このコンビ、本当はうまくいけば、二人で事業という意味で大成功なのだが、

夫は、絵が売れるのをいいことに、毎日遊び歩いている。

妻はひっそりと、黙々と絵を描き続ける。

60年代、アメリカでも女権は虐げられていた。

しかし、娘の助言もあり、敢然と立ち上がるマーガレット。

この勇気に宗教が関係しているのもアメリカ的。
コメント
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